■節子への挽歌2956:クロアゲハが庭に来ました
節子
昨日から畑作業を再開しました。
今日は、刈り取った野草の大きな袋が5つもできました。
刈り取るのはいいのですが、畝をつくって種を蒔いたり、花壇の整備をしたりするのは、やはり苦手です。
土に埋めれば肥料になるような草ではないので、ごみとして出さなければいけません。
燃やすのが一番いいのですが、たき火は禁止されています。
畑仕事も大変なのです。
畑には赤トンボがだいぶいました。
自宅ではあまり見ませんが、畑には飛んでいました。
秋の畑は、どこかさびしさがあります。
それよりも、今日、庭にクロアゲハが来ていました。
いろんなアゲハチョウがやってきますが、クロアゲハはめずらしい気がします。
ちなみに、カラスアゲハはよくきます。
それほど知っているわけではないので、間違っているかもしれませんが、今日やってきたアゲハは、黒一色。
それも見事な、深い黒でした。
クロアゲハだったと思います。
私の目の前で、琉球朝顔の大輪の蜜を、それみよがしに吸っていました。
ふと、節子ではないかと思いました。
庭の花に水をやっていた時なのですが、しばらく水やりをやめて、その優雅な動きに見入っていました。
小学校の頃、夏休みは毎日のように、昆虫採集に出かけていました。
その頃の記憶が少しだけ残っています。
当時の私の宝は昆虫図鑑でした。
いまもどこかに残っているはずです。
収集した蝶の標本は、手入れ不足で、節子に見せようと思ったら、跡形もなくなっていました。
子どもの頃、カラスアゲハとオニヤンマに出会うととてもうれしいものでした。
その頃のことを、今日は少し思い出しました。
そして、なぜかとても幸せな気分になりました。
たった一匹のクロアゲハが、こんなにもうれしい気持ちを引き起こしてくれるのは驚きです。
畑にはバッタもかなりいます。
最近のバッタは、気のせいか、弱々しいです。
キリギリスなどは、わが家の近辺からは、もう絶滅してしまっています。
殿様バッタも、見かけなくなりました。
植生も、生態も、変わってきているのです。
それがとてもさびしいです。
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