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2015/11/23

■節子への挽歌3004:人は深く深くつながっている

節子
人は深く深くつながっています。
今日は改めてそれを感じました。

大阪のあゆみあいネットというグループが主催した「ドキュメンタリー映画「自殺者1万人を救う戦い」を観て語る会」に参加してきました。
このグループは、数年前から「自死について自由に語り合う、聴きあう場づくり」を行っているグループで、その発足に私もささやかな縁をもっています。
またこの映画そのものにも、ささやかな縁があるのです。
その関係で、今回は話し合いの進行役をさせてもらったのです。

参加者は少なかったのですが、その分、とても気づきの多い場になったような気がします。
参加者のみなさんも、それぞれに気づきがあったようで、うれしいコメントももらいました。
おひとりの方、Tさんが、メールを送ってくれました。

初めてなのに、旧友に再会したような錯覚を抱きました。 参加者 一人一人に懐の深い接し方をして頂き、感銘を覚えました。

その方は、私を前から知っていて下さっていました。
あゆみあいネットを立ち上げたOさんから、いろいろと聞いていて下さったのです。
会が始まる前に、私は偶然にTさんに声をかけさせてもらっていました。
初対面でしたが、なぜかどこかでお会いしたような感じがしたからです。
初対面ではありませんでしたが、あゆみあいネットのメンバーで、自死遺族の方でした。

自殺の問題に関わりだした当初、私は自死遺族の方が一番苦手でした。
私は、あまり言葉を選ばずに思ったことを素直に発してしまうタイプです。
ですから相手を知らないままに傷つけてしまったり、感情を逆なでしてしまったりすることもあります。
とりわけ自死遺族の方は繊細です。
言葉の表現と意味合いが正反対の時もあるような気もします。
正直、最初は少し腰が引けていたこともあります。
でも最近は、むしろどこかで最初から心がつながっているような気がしてきています。
話しやすくなったというと語弊がありますが、どこかでつながりを感ずる気がするのです。

以前、私たちの主催する公開フォーラムでも話したことがあるのですが、
病死も過労死も事故死も自死も、「愛する人」「大切な人」を喪うということでは、みんな同じです。
そのことに気づくと自死遺族さえもが特別のものではなくなってきます。
自死遺族の方は、往々にして自分が「特別」と思いがちですが、そこからまずは抜け出たほうがいいと思います。
そして、「愛する人」「大切な人」を喪うことが、決して特殊なことではなく、すべての人が体験することなのだと気づくと、周りの人たちがみんな友だちに見えてきます。
Tさんが、旧友に再会したような錯覚を覚えたのは、実は錯覚ではないのかもしれません。
人はみんなどこかで友だちなのです。

最近ますますすべての人は友だちだという「気分」が強まっています。
節子はいまもな、いろんなことを気づかせてくれています。
元気だったころよりもずっと節子から学ぶことは多いのです。

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