■節子への挽歌3039:わたしの気餅が今年も届きました
節子
東尋坊の茂さんと川越さんが、今年もみんなでついたお餅を送ってきてくれました。
たぶん茂さんの命名でしょうが、「わたしの気餅」として毎年送って下さるのです。
お礼の電話をしたら、今日もまだお餅つきをやっていました。
お2人ともお元気そうでした。
お2人が始めた東尋坊での人命救助活動(自殺防止)も、もう11年8か月だそうです。
その間、540人を思いとどめさせてきています。
今年1年でも30人を超える人が、おふたりに出会って、人生を再出発されたそうです。
私は今年は何のお役にも立てなかったのですが、おふたりの声を聞くと元気がもらえます。
人生を生き直すために必要なものはなんなのかは、人によって違うだろうと思いますが、人のぬくもりをいつも感じられることは大きな支えです。
「わたしの気餅」には、その「ぬくもり」がこもっています。
近くにそれを感ずるだけで、人は生き続けられるのではないかと思います。
私は、それを茂さんたちから教えてもらいました。
茂さんたちも、私の人生に大きな影響を与えてくださいました。
もし、節子との最後の旅行で、東尋坊に寄らなかったならば、こうはなっていなかったかもしれません。
人の縁とは不思議なものです。
私ほど、縁に恵まれたものはいないかもしれません。
節子がいなくなっても、たくさんの縁が私を支えてくれていますので。
お餅は節子にもお供えし、周りの人にもお裾分けしました。
私は、大好きな豆餅をいただきました。
茂さんたちの仲間の気持ちがこもった気餅は、いつもおいしいです。
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