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2016/02/03

■節子への挽歌3067:ちょっとした刺激

節子
先日、テレビでやっていたので思い出したのですが、「過冷却水」というのがあります。
水温が零度以下に下がり、本来であれば、氷結しているのですが、何らかの事情でまだ液体のままの水です。
そこに、何らかのちょっとした刺激が加えられると、一挙に氷結してしまうそうです。
昔、この社会を「過冷却社会」と捉えてどこかに書いた記憶がありますが、ホームページを探しましたが、どこに書いたか見つかりません。

人もまた、いろんな意味で、過冷却状況に置かれることがあります。
「キレる」という状況は、過冷却状況において行われるのかもしれません。
もちろんそれはいい意味でも起こります。
考えが詰まってしまい、動きが取れない状況の中で、ちょっとしたことで新しい考えが浮かび、問題が解決することがあります。
世紀の大発見もまた、そうしたことで実現するのかもしれません。

まあ、そういう話とは全く次元が違うのですが、
今朝、私の停滞した状況を打破してくれるようなことが起きました。
と言っても、大したことではなく、まったく小さなことなのですが。

見知らぬ人からメールが届いていました。
アメリカ在住のSRさんという人からで、ある人を探しているのだがという内容でした。
探している人が、私と同じ都立西高を卒業しているのだそうです。
残念ながら、その探している人は私とはかなり卒業年次が離れているので、もちろん心当たりなどありません。
しかし、おそらく探すのはそう難しくはないでしょう。
早速、同窓会につながりの深い、2人の友人にお願いのメールをしました。
私自身は、同窓会という組織には関心がないので、ほとんど参加したことがないのです。

ところで、その人はどうして私にメールをくださったのでしょうか。
その方のメールによれば、都立西高同窓会のウェブページに卒業生がやっているブログが紹介されていて、そこに私のサイトが紹介されていたのだそうです。
私自身思ってもいなかったことです。
同窓会のホームページも見たこともありませんし、在校時代から私はあんまり学校が好きではなかったので、目立たない存在だったのと卒業後も一部の友人以外とはあまり交流がありません。
だれがいったい私のホームページをリンクさせてくれたのでしょうか。
実に不思議な謎です。
それに、リンクの数はそう多くなく、個人名の私のホームページは目立つのです。
その方が、私にメールしてきたお気持ちがわかりました。
役に立たねばいけません。

今朝起こったことは、このことです。
それがどうしたのと言われそうですが、いささか退屈していた私にとっては、大きな刺激なのです。
「思ってもいなかったこと」が起こることが、私には一番の刺激なのです。
突然の「ノイズ」は、人生を変えてくれるかもしれませんので。
やろうとしていることのリストが、いまもこのパソコンの横に箇条書きされて並んでいます。
なかには10分で終わることもあるのですが、どうもこれまでの延長で出てきた課題は、その結末もほとんど見えていますから、気が萎えている時には気が動きません。
しかし、今回の話は先が見えていません。
それにしがらみもない。
気が動き出すかもしれません。

晴れてきました。
久しぶりに湯島に出かけようと思います。
もしかしたら、最近の心身的違和感は、過冷却状況のせいだったのかもしれません。
過冷却状況を脱するには、ほんの小さな刺激でいいのです。
いやむしろほんの小さな刺激こそがいいのです。

ちなみに、その人が探しているのは、都立西高を1985年(昭和60年)に卒業した女性です。
もし昭和60年西高卒業の方がいたらご連絡ください。
もう少し詳しい情報をお伝えします。

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