■節子への挽歌3121:「みんカフェ・湯島」が始まりました
節子
昨日は湯島で、また新しい集まりが始まりました。
「みんなのゆる~いカフェサロン」、略して「みんカフェ・湯島」です。
だれでも、そこに行くと自分の居場所がみつかるような、みんなの「ゆる~いカフェ」をゆる~くつないでいく。そして、そこを拠点に「人の支え合うつながり」を育てていく。
これが、「みんカフェネットワーク構想」です。
昨日はさまざまな人が集まりました。
中学生も参加し、しっかりと話し合いに入ってくれました。
この集まりは、1年ほどかけて準備してきました。
前にこの挽歌でも書いたかもしれませんが、友人知人を自殺で亡くした人たちの集まりが発端でした。
そこから何回か、非公開で集まってきていたのですが、昨日から正式にスタートしました。
立ち上げ基金は5万円です。
あるところの講演を断るつもりだったのですが、それを引き受けると5万円もらえるので、もう1回だけ講演を引き受けて、その謝礼の5万円を基金にすることにしました。
その基金を誰かに預ければ、継続的に動き出すでしょう。
それに実際には5万円も不要かもしれません。
なぜかと言うと、湯島はいま不思議な空間になっていて、サロンを終えてみんなが帰った後、机の上に500円玉が4つ置いてありました。
習慣的に、この場所を維持するために、自発的に500円ずつ置いて行ってくれる文化が出来上がっているようです。
会費を明記しているサロンの場合でも、だいたいにおいて参加者の3分の1くらいの人は会費を忘れていくのですが、昨日は会費など一切書いていなかったのに不思議です。
ですから会費など決めなくとも、次第にみんながワンコインを残しておく文化が育ってきているのかもしれません。
会費と言っても最近は以前と違って、通帳に貯めるわけではなく、私が使い込んでしまいます。
でもまあ、時々、ホワイトボードなどを買ったりしているので、許してもらえるでしょう。
そろそろプロジェクターも買わなければいけません。
いまのプロジェクターは友人が寄付してくれたものですが、ちょっと古いタイプで時々トラブルを起こすようになってきてしまいました。
仕事をしていないので、金銭収入はほとんどないため、部屋の維持費や光熱費などにも充当されているのをみんな知ってくれているのかもしれません。
昨日の2000円は、用意していた軽食のサンドウィッチなどの費用に補填してしまいました。
今日の私の朝食は、その残っていたサンドウィッチでしたから、結局は私が使い込んだことになりますが、まあお金は天下のまわりものだから、仕方がありません。
お金が天下のまわりものであれば、場所もまた天下みんなのものでしょう。
湯島の部屋が、できるだけ多くの人たちのものになってほしいと思っています。
節子がいたら、もっと面白い展開ができたはずですが、いまもみんなに支えられて、湯島は千客万来です。
節子が残してくれたお金を私のミスで失くしてしまったために、一時はこの湯島を手放そうかと思ったのですが、何とかまだ維持できています。
みんなに感謝しなければいけません。
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