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2016/03/04

■憲法改正という言葉の詐術

安倍首相が、在任中に憲法改正したいと発言して問題になっています。
言葉にしようがしまいが、そのために安倍さんは首相になったのでしょうから、そんな発言を問題にする風潮には違和感を持ちます。
しかし、考えてみれば、そもそも「憲法改正」という言葉は、どういう意味をもっているのか、わかりにくいでしょう。
私の友人が、「赤ペンを持って憲法を読もう」という本を書いたことがあります。
彼は、憲法を繰り返し読んでいるうちに、日本語としておかしい個所をたくさん見つけたのです。
日本の統治原理がうたわれている憲法が、日本語としておかしいのは、それこそおかしいと考えた彼は、赤ペンで憲法条文をチェックしたのです。
それは同時に、憲法をもっとみんなでしっかりと読もうよというメッセージでもありました。
しかし、その本のことを、平和をテーマにしたあるメーリングリストで紹介したら、いわゆる護憲派の人たちから厳しい批判を受けました。
護憲派は、憲法原理主義者なのだと感じました。

憲法は2つの面を持っています。
精神と条文です。
私は精神において護憲派であり、条文において改憲派です。
9条の精神をより堅固なものに知るためにも、条文は替えたほうが望ましいと思います。
9条の精神に反対の人は、私とは全く逆の方向への条文変更を考えているでしょう。
つまり、「憲法改正」という言葉は、何を目指すか、言い換えれば、何を「正しい方向」にするかで、同じ言葉でありながら、その意味は正反対にもなりうるのです。
ですから、論点となるべきは、憲法改正ということではなく、憲法の理念のどこか、なのです。
でも多くの場合、私たちは「憲法改正」を論点にしがちです。
ここに大きな落とし穴、というか、詐術が入り込んできます。

これは、憲法改正に限りません。
構造改革、政治改革、維新、変革、改正…、その種の言葉にはすべて落とし穴があるのです。
そういう思いで、こうした言葉が捉えなければいけません。
言葉の魔術にだまされないようにするために、私たちは言葉ではなく、内容で考える姿勢を強めることが大切です。

ところで、「赤ペンを持って憲法を読もう」という本を著者から数冊届けてもらいました。
湯島に来た人で、ご希望の方があったら差し上げます。
関心のある人は、湯島にどうぞ。
ちなみに、3月6日の午後2~4時は、恒例(毎月最初の日曜日)のオープンカフェです。
珈琲が500円もするのが問題ですが、場所の維持のためにお金のある人からはいただいています。
明日のコーヒーは、コナ珈琲を予定しています。
よかったらお越しください。
場所は次にあります。
http://homepage2.nifty.com/CWS/cws-map.pdf

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