« ■節子への挽歌3158:雑念から解放された3時間 | トップページ | ■節子への挽歌3160:「あなたはひとりじゃない」からこその哀しさ »

2016/04/27

■節子への挽歌3159:「感情が渦巻いている」状況のなかにいます

節子
熊本での地震を知ってか知らずか、四国遍路を巡礼中の鈴木さんは、最後の香川に入ったようです。
毎日30キロほど歩いているようですが、サンチアゴ巡礼と違い、日本の場合は納経の時間がけっこうかかるようです。
今回は、廻向文の書かれた30番善泉寺のはがきでした。

Img176

連休明けには戻ってくるでしょうが、熊本の地震騒ぎのことも含めて、たくさんの気づき話をまた聞かせてもらえるでしょう。
毎日30キロも歩いていると、平常心が高まるでしょう。

それに比べ、私は相変わらず「感情に響く事」ばかりです。
今日は朝から電話やメールがたくさんありました。
親しい友人から、いま私が関わっているプロジェクトに関して、手厳しいコメントの手書きをもらったり、新潟での新しい試みの相談があったり、私の身の回りは、相変わらず「感情が渦巻いている」状況です。
私自身の気が弱くなっているせいかちょっとした言葉や表現に、過剰にめげてしまいそうです。
もう少し、物の言いようがあるだろうと思うのですが、相手には悪意はないとしても、時にグサッと来るのです。
もしかしたら、私も同じようなことをやっているはずですから、注意しないといけません。

今日は、昨年、自己破産した人が来ました。
彼と会うだけでも、平常心がゆるぐような関係だったこともあり、この人のことはこれまでブログにもホームページにもほとんど書いてはいないのですが、ふたたび事業に挑戦するという報告に来てくれました。
彼にとっては、熊本地震よりも自らの人生の激震を受けて、この数年、大変だったと思いますが(私も大変でした)、ようやく先が少し見えてきたようです。

熊本の被災者は大変でしょう。
しかし、何も大変なのは大震災の被災者だけではありません。
みんなそれぞれに大変なのです。
熊本の被災者の報道を見ていると、不謹慎ですが、私の周辺にはもっと大変な人が少なくないと思ったりします。
テレビで見る被災者は、みんな幸せそうにさえ見えることもあるのです。
こんなことを書くと非難されそうですが。

今日は、実にいろんなことがありました。
しかし、昨日の畑仕事のおかげで、平常心を貫けました。
鈴木さんの功徳が、少しは私にも及んでいるのかもしれません。

しかしちょっと疲れがまた出てきてしまい、友人の展示会に行くつもりでしたが、電車に乗った途端に気分が変わってしまい、そのまま自宅に帰ってきてしまいました。
昨日の作業疲れが出てきてしまったのかもしれません。
平常心を保てても、平常体は保てない。
困ったものです。


|

« ■節子への挽歌3158:雑念から解放された3時間 | トップページ | ■節子への挽歌3160:「あなたはひとりじゃない」からこその哀しさ »

妻への挽歌16」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■節子への挽歌3159:「感情が渦巻いている」状況のなかにいます:

« ■節子への挽歌3158:雑念から解放された3時間 | トップページ | ■節子への挽歌3160:「あなたはひとりじゃない」からこその哀しさ »