■節子への挽歌3164:アンニュイな昼下がり
節子
連休の真っただ中、湯島に来ています。
午後からミニミーティングがあるのですが、今日はめずらしく午前中に出てきました。
しばらくいろんな人たちがこの部屋を使うので、掃除をしようと思ってきたのですが、ありがとうございます。さとは大違いのとてものどかな穏やかな日になってしまい、外をぼんやり見ていたら、うたた寝をしてしまいました。
それでせっかくなので、掃除はやめて、外を見ながらの「瞑想」をすることにしました。
休日のせいか、外の工事も休んでいて、ともかく静かです。
視野の一角に緑があります。
それが風で大きく揺らいでいるのが、瞑想に適度の刺激を与えてくれます。
おそらく行楽地はどこもにぎわっているのでしょう。
以前はよく行楽地にも出かけました。
私は混雑が好きなタイプでしたが、節子は好きではありませんでした。
いつの間にか私も混雑を避けるようになりました。
節子がいなくなった今は、節子がいた時以上に混雑は不得手になりました。
というか、混雑しているところには行かなくなってしまいました。
昼下がりの、なんとなくけだるく、甘く、アンニュイな雰囲気もたまにはいいものです。
学生の頃、わけもわからず観に行った、イタリア映画を思い出します。
ミケランジェロ・アントニオーニの作品だったでしょうか。
あの頃は、未来に大きな夢を持っていました。
そんなことを思い出していたら、お客様がやってきました。
この続きはまたあとで。
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