■節子への挽歌3186:「命に嘘をつくな!」
節子
最近、いろんな症状が出てきたので、今日はいろいろとお医者さんに行く予定だったのですが、3日間、京都、滋賀、福井とで回ってきた疲れのせいか、それも面倒になってしまい、義姉からもらってきた黒にんにくとアリナミンの錠剤とリポビタンゴールドといろいろ飲んで問題を解決することにしました。
しかし、夕方、やはり遠藤クリニックに行くことにしました。
やはりあんまり調子が良くないからです。
それに、最近は降圧剤もきちんと飲んでいるので、遠藤さんに叱られることはないのです。
血圧を測ったら、下は80以下、上も140でした。
ちゃんと薬を飲んでいれば大丈夫なんだから、ちゃんと飲んでくださいと言われました。
ついでに喉の調子を見てもらったら、風邪かもしれないのでとまた薬を2種類くれました。
素直ではないと思いますが、まあ素直に1日は飲んでみようと思います。
遠藤さんには、節子もお世話になったのです。
実は、今日は最優先は眼科だったのです。
かなり危うい状況が時々起るのですが、いまは「意志」の力で対応しています。
もともと私は視力が弱く、もう少し目が良ければ読書も楽なのですが、午前中は目がうまく作動しないのです。
病気なので治せばいいだけの話ですが、眼科とは相性が悪いのです。
困ったものです。
明日はできれば行こうと思いますが、またいつものように先延ばししてしまうかもしれません。
節子がいなくなった後、どうも「生命を大事にする」という発想がなくなっています。
いま、テレビ東京系で『ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~』という連続ドラマがあります。
1回目を偶然見たのがきっかけで、つづけて見ています。
そのドラマで、谷原章介演ずる主役が毎回見せ場で言うセリフがあります。
「命に嘘をつくな!」です。
そのセリフが心に響いて、退屈しながらもずっと見ているのです。
命に嘘をつくなとはどういう意味でしょうか。
命に素直に従えということでしょうか。
もしそうであれば、私はいま、かなり命に素直に生きているつもりです。
節子に無理をさせてしまったことが、いつもちょっと心に残っているからです。
しかし、命に嘘をつくなという意味は、まだよくわかっていません。
その意味を考えながら、今日もこのドラマを見ました。
医者に行くのは、素直ではないかななどと思いながら。
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