« ■カフェサロン「なぜ私は〈ママと子供の無料パソコン教室〉をやっているのか」報告 | トップページ | ■「みんなのゆる~いカフェサロン」のご案内 »

2016/06/19

■カフェサロン「サンチアゴ巡礼と四国巡礼」の報告

カフェサロン「サンチアゴ巡礼と四国巡礼で考えたこと」は盛況で、なんと16人の参加がありました。
ご案内に書いたように、歩くことが人を元気にすることは間違いない真実のようです。
こんな元気な鈴木さんは初めてだという人もいたほどでした。

1時間半、流暢に無駄なく話し続けた鈴木さんの話は、実践的な情報から哲学的な示唆まで、とても内容の濃いものですので、報告するのはとてもできません。
録音しておけばよかったと後悔しましたが、後の祭でした。
記録しておけば、紹介もできたのですが、私は記録するという文化のない人間なので、書き残していないため、内容を紹介することができません。
すみません。
もしどなたか記録していた方がいたらご紹介ください。

例によって、私の印象に残ったことだけを、断片的に紹介させてもらいます。
鈴木さんによれば、巡礼の楽しさのひとつは、人に会えることだそうです。
巡礼仲間との心の触れ合い、地域の人との暖かな人間的交流、…。
それを聞きながら、巡礼路よりも都会の道路や駅の方が人との出会いが多いのに、どこが違うのだろうかと思いました。
参加していた竹居さんも、自分は巡礼ではないが旅に出る楽しさも人に会うことだとお話になりました。
人はみんな人に会いたいのでしょうか。
都会にはたくさんの人がいるのに、そこでは人に会えていないのでしょうか。
実に面白い問題です。

鈴木さんはまたこう言いました。
巡礼で出会う人とは短い交流であるが故に、相手のいいところだけと付き合うことができる。
だからみんな「良い人」に感ずる。
そして、どんな人であろうと、別れる時には寂しさや悲しさを感ずる。
それを聞いていて、人生もまた長くて80年。有限の人生においても、相手のいいところと付き合うことはできないのだろうか、と考えてしまいました。
人生も巡礼だと考えれば、それができないはずはない。
そうなれば、住みよい世界がやってくるだろうなと思った次第です。

こんな話もありました。
サンチャゴ巡礼では相部屋が原則だったが、四国巡礼は個室が原則。
サンチャゴの時には相部屋を楽しんだ鈴木さんも、個室に慣れてしまうと、相部屋よりも個室好みになってしまったといいます。
なにか割り切れないものを感じながら聞いていました。
そういえば、私も最近、相部屋で泊まったことはほとんどありませんが、そのうち食事も個食になっていくのでしょうか。
ちなみに、サンチャゴ巡礼路の宿では相部屋もシャワールームも男女の区別がないという話もありましたが、なんだか日本は進んでいるのか遅れているのか、わからなくなりました。

鈴木さんはサンチャゴ巡礼では毎日20数キロ、四国遍路では30キロを歩いたそうです。
負担を少なくするために、荷物をいかに軽くするかがとても大切になってきます。
荷物が重いと足を痛め腰を痛め、歩けなくなるわけです。
そこで不要な荷物はどんどん減らし、身軽にならないといけません。
歩き続けていると、それこそ紙1枚の重さでも少ない方がいいと感ずるようになる。
領収書1枚でさえ、持ち歩きたくなく、もらったらごみ箱にすぐに捨ててしまったそうです。
この話は、とても興味深かったです。
人生にも通ずる話です。
私たちが生きにくいのは、もしかしたら不要な荷物を所有しすぎているからかもしれません。
人生においても、余分な荷物を捨てれば、元気が出てくるのかもしれません。

捨てるのは荷物だけではありません。
余計な思いからも自由になっていく。
そしてその分、全身の感度が研ぎ澄まされていくようです。
巡礼に行く前は、もしかしたら左脳の一部を過剰に使っていたのが、巡礼中は、全身の神経を使うようになっていたと、鈴木さんは話してくれました。
そのおかげで、自然の中で生きる力が高まった。
道路標識だけではなく、全体の風景や人の足跡、さらには太陽の位置などから、自らの場所と向かうべき方向を考えるようになった。
これもまた生きる上での大切なことを思い出させてくれます。

なぜ人は巡礼に行くのかという話もありました。
必ずしも宗教的な理由が多いわけではないようです。
20代の時に四国遍路をしたという中下さんが、当時は「死者の追悼」という理由が多かったという話をされました。
しかし、最近はどうもそういう理由よりも、「自らのため」の人が多いようです。
これに関しても、面白い議論がありましたが、長くなるのでやめます。

ほかにも面白い話がたくさんありました。
四国遍路の「お接待の文化」が、いまのままで維持されるのかどうかに関しても話があり、もし行くのであれば早い方がいいといいような話もあったような気がします。
長くなってすみません。

ちなみに、鈴木さんには早く本にして出版してほしいと頼んでいます。
もし本になったらご案内しますので、ぜひ読んでください。
もしサンチャゴか四国に巡礼に出る方がいたら、ぜひ一度、鈴木さんのアドバイスを受けることをお勧めします。


20160619


|

« ■カフェサロン「なぜ私は〈ママと子供の無料パソコン教室〉をやっているのか」報告 | トップページ | ■「みんなのゆる~いカフェサロン」のご案内 »

お誘い」カテゴリの記事

社会時評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30899/63802630

この記事へのトラックバック一覧です: ■カフェサロン「サンチアゴ巡礼と四国巡礼」の報告:

« ■カフェサロン「なぜ私は〈ママと子供の無料パソコン教室〉をやっているのか」報告 | トップページ | ■「みんなのゆる~いカフェサロン」のご案内 »