« ■節子への挽歌3203:携帯電話を忘れました | トップページ | ■節子への挽歌3205:「みどりの愛護」のつどいで花かご会が表彰されました »

2016/06/11

■節子への挽歌3204:不思議なことが続いた良い一日

節子
奈良に宿泊していましたが、朝食前に奈良公園を散歩してきました。
シカにも出会えましたが、シカと話している人にも出会いました。
シカはみんな、平和そうでした。

興福寺の南円堂近くの一言観音堂で、お百度参りをしている女性がいました。
シカと違って、やはり人間は平和ではないのです。
不謹慎ながら、どんな願い事なのかなと気になりました。

一度、そこを離れたのですが、やはり気になってまた引き返しました。
さすがに、その人に訊くほど不躾なことはしませんでしたが、気になって後ろ姿をこっそり写真に撮ってしまいました。
悪気はなかったのですが、後で、私が写真を撮ったために願掛けが成就しなかったらどうしようと、反省しました。

しかし、なぜ戻ってまで写真を撮ってしまったのか。
実は、うらやましかったのです。
彼女にはきっと、自分を投げ出してまで守る人がいる。
そう思ったのです。
そして、私にもそう思っていた頃があったと気づいたのです。
しかし、その頃、私はお百度参りをしなかった。
なぜ気づかなかったのか。

そう言えば,ここは節子と最初に歩いたところです。
一人で奈良に行こうとしていた私が,電車で偶然,京都のおばさんの家に行こうとしていた節子に会い、一緒に奈良に行こうと誘ったのです。
それが、私たちの最初のデートだったのです。
その時、歩いたのもこの観音堂の階段でした。
その時の写真は、いまもはっきりと覚えています。
その写真を見て、私は節子に結婚でもしないかと言ったのですから。

そんな思いが一気に噴き出してきたのですが、なぜか心身があったかくなりました。
理由は全くわかりませんが、裸足で一心不乱に往復していた女性に感謝しました。
彼女に出会えたのには、意味があるのだという気がしたのです。
今日はきっと良い日になるだろうと思いました。
そして、そうなったのです。
今日は、良い日でした。

京都でTさんにお会いできました。
導きがあるとしか思えないのですが、まあそれはともかく、バスを降りた途端にお会いできたのです。
Tさんに会った途端に,なぜか私の抱えている問題が、自然と私の口から出てきたのです。
一度しか会ったことのないTさんが旧知の友のような気がしました。
今日は不思議な日にもなったのです。

|

« ■節子への挽歌3203:携帯電話を忘れました | トップページ | ■節子への挽歌3205:「みどりの愛護」のつどいで花かご会が表彰されました »

妻への挽歌17」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■節子への挽歌3204:不思議なことが続いた良い一日:

« ■節子への挽歌3203:携帯電話を忘れました | トップページ | ■節子への挽歌3205:「みどりの愛護」のつどいで花かご会が表彰されました »