■カフェサロン「サンチアゴ巡礼と四国巡礼」のお誘い
友人の鈴木章弘さんが、昨年は70日かけてスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩き、今年は四国八十八箇所を40日かけて歩いてきました。
鈴木さんは、歩くことは、話すことと同じく、ヒトの特殊な能力だと言います。
私風に言いかえれば、ヒトは話しながら考えるように、歩きながら考える。
しかし、話しながら考えることと、歩きながら考えることは、もしかしたらまったく違うことかもしれません。
むかし、鈴木さんから教えてもらって読んだベルナール・オリヴィエの「ロング・マルシュ(長い歩き)」という本がありますが、そこに「歩くことがどれほどの力を発揮するものかを発見するのに、60年かかった」と書かれていました。
オリヴィエが、60年かかって気づいた「歩く力」とは何か。
また、オリヴィエは、歩くことで、現代の狂気に気づき、文明化によって忘れられつつある「おもてなし」にも触れられたと書いています。
サンティアゴ巡礼を終えた後、私は、何回か鈴木さんと会って話を聞く機会をもらいました。
話していて、まさに、オリヴィエの言葉を思い出しました。
私一人で、鈴木さんの話を聞くのは、いかにももったいないので、サロンを開くことにしました。
いつもは寡黙な鈴木さんは、巡礼のことになると話しが止まらないほど、饒舌になります。
さて、どんなサロンになるか。
巡礼報告の話になるかもしれませんが、「狂気とおもてなし」の哲学談義になるかもしれません。
いずれにしろ、私たちが忘れかけていることへの気づきをもらえるような気がします。
多くのみなさんの参加をお待ちします。
○日時:2016年6月19日(日曜日)午後1時半~4時
○場所:湯島コンセプトワークショップ
http://homepage2.nifty.com/CWS/cws-map.pdf
○テーマ:「サンチアゴ巡礼と四国巡礼で感じたこと」
○話題提起者:鈴木章弘さん(休筆中のライター)
○会費:500円
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