■節子への挽歌3236:不思議な合宿
節子
一昨日から昨日にかけて、埼玉県の寄居で不思議な合宿をしていました。
昔ある組織の研修施設だったところですが、しばらく使っていなかったところに、友人が住みだして、そこでストーリーテリング・ジャンボリーという、不思議な集まりをやったのです。
主催はストーリーテリング協会です。
その協会の代表は私なので、実は私は主催者の一人なのですが、実際に何から何までプロデュースし運営したのは、協会仲間の吉本さんと内藤さんです。
節子は知らない人たちですが、実に不思議な人たちです。
しかも集まった人たちが、さらに不思議な人たちです。
内藤さんは、実はヒーラーなのです。
それも実に不思議なヒーラーです。
彼女が声をかけて集まった人が半分でした。
ともかくいろんな人が集まりました。
で、2日間、不思議なワークショップをやったり、講談を聴いたり、話し合ったり、まあいろいろでした。
建物は50人ほど宿泊できる大きな施設ですが、何しろ長年使っていないのと広すぎるため、掃除はしようがありません。
まあ不思議な合宿を体験しました。
6月には老舗の奈良ホテルで合宿でしたが、私にはどうも奈良ホテルよりも、今回のような施設のほうが向いているようです。
食事は、吉本さんと内藤さんの手づくりで、20人分をそれぞれ一人で調理してくれました。
本来は私もスタッフなので手伝わなければいけないのですが、結局、まったくの役立たずで終わりました。
でもまあみんなとても喜んでくれました。
近くの人もいましたが、横浜からわざわざ来てくださった方もいました。
私は、最近いろいろとあまり気分のよくない話が集まって来ていて、いささか心身共に疲れているのですが、そうした俗事から解放された2日間を過ごしました。
ジャンボリーのプログラムは、私には不得手なものが多かったので、別の意味で疲れたのですが、なにか心の安らぎは回復しました。
あったかいものも、たくさんもらいました。
こういう場に来るといつも感ずることがあります。
なんでこんなにいい人ばかりなのに、生きづらい社会になってしまったんだろうか。
今回の2日間でもらった課題は、そのことです。
「生きづらい社会をつくるのはいい人たち」という仮説を立ててみましたが、もしそれが正しければ、こんなに悲しいことはありません。
寄居で初めてお会いした方たちからメールが届きました。
私の世界には、あまりいなかった人たちかもしれません。
また世界が少し広がりました。
私よりも、節子が喜んだかもしれません。
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