■私たちは人間と扱われていない!
関東にいるとなかなかわかりませんが、沖縄はいまいささかきな臭くなってきているようです。
昨日、知人からメールが届きました。
今月初め、沖縄の辺野古、高江へ行って座ってきたそうです。
メールにはこんなことが書かれていました。
参院選後、高江のメインゲートが破られ、オスプレの基地を強硬につくるようです。 新聞の報道の違い、 日本政府は沖縄軍事基地化を狙っている、 国民の税金がアメリカ軍にながれ、軍人たちが優遇され、 ともかくおかしい、 日本政府は日本の国民を考えていない、 そんなことが分かりました。 ともかく軍隊はいらない、戦いはいらない、と切に思いました。アメリカの軍事基地では反対運動の人間の動きをビデオで撮っていました。
少し怖いと思いました。
高江は8年、辺野古は18年戦っている人たちがいる、すごいことです。
彼女は、演劇に関わっている人ですが、こう書いています。
特に俳優は、仕事柄、世界や人間のあり様を考えます。 おそらく芸術家というものはそういう人種だと思います。 真っ先にやられるのは演劇人だと(小劇場運動の推進者の)鈴木忠志さんは言ってます。 まあ、そうですね。 精神と芝居活動はつながっていて、人を大勢一度に動かすことができますから。 政府は怖いから真っ先に捕らえますね。 それに耐えられるだけの覚悟をいつもしなければと思いますが、 弱い自分が見えてしまいます。 アメリカの軍事基地では反対運動の人間の動きをビデオで撮っていました。 少し怖いと思いました。 高江は8年、辺野古は18年戦っている人たちがいる、すごいことです。
そのメールが届いた直後、菅官房長官は記者会見で、米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡り、沖縄県を相手に新たな違法確認訴訟を起こすと発表しました。
辺野古の埋め立て承認を取り消した翁長知事が、撤回を求める政府の是正指示に従わないのは違法だとの確認を求める内容だそうです。
そして、琉球新報電子版によれば、沖縄防衛局は今朝午前6時ごろ、新たなヘリパッドの建設工事に着手したようです。
昨日から噂は流れていて、すでに数十名の市民たちが集まっていたようですが、その隙を抜いて機材が積み下ろされたと報じています。
テレビ取材に応じた現地の女性は、「私たちは人間と扱われていない」と怒りと悲しみを表明していましたが、私は被害者なのか加害者なのか、悩みます。
沖縄で行われていることは、日本の明日の姿を象徴しているように思います。
今度の日曜日、湯島で「民主主義」をテーマにしたサロンをスタートさせます。
私が考える民主主義は、「個人の尊厳を尊重しあう」、つまり「すべての人を人間として扱う」という考え方です。
24日を皮切りに、毎月開催していく予定です。
案内は、私のホームページやリンカーンクラブのホームページに掲載します。
よかったらご参加ください。
明後日(7月24日)もまだ参加可能ですので、よろしくお願いいたします。
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