■都知事選に思うこと(投票日前編)
明日は都知事選挙です。
選挙ですから結果はどうなるかわかりませんが、私は最初から小池さんが当選するだろうと思っています。
ほかの2人の候補者の動きと比べたら、格段の違いだからです。
選挙前から勝負はもう決まっていたような選挙です。
小池さんの戦いぶりには真剣さを感じますが、ほかの2候補の戦い方は情けないほどに貧弱です。
そもそも応援依存ばかりで、だれが知事になるのかわかりません。
私のまわりでは鳥越さん支持者が多いのですが、私は彼をまったく信頼できません。
増田さんにいたっては、主体性や自らの覚悟が感じられません。
小池さんは、私とは真反対の政策を志向してきた人ですが、その思考は明確です。
そして、そこに人生をかけている。
小池さんは、私には都知事には一番なってほしくない人ですが、安倍首相がそうであるように、多くの人に危機感の覚醒を与えてくれる存在になるかもしれません。
それにても、報道を見ていて、日本ではまだ効果的な選挙ができるほど、民度は熟していないと感じます。
少なくとも有力な3人の候補者は、何も語っておらず、政策とは無縁なパフォーマンスとけなし合いだけです。
時に語られる、例えば保育環境の改善に関しても、現場とは程遠い観察者の発言ばかりです。
保育園が足りないのではありません。
保育環境が劣化しているのです。
問題の捉え方がこれまでと同じです。
そこからは何も忌まれないでしょう。
つまり「哲学」がなく「誠実さ」がないのです。
3人以外の18人の候補者のメッセージがテレビで紹介されることが今回の変化かもしれません。
そこにとても新鮮さを感じます。
しかし、初の女性都知事の誕生は、何か大きな変化を期待させられるような気もします。
どんな結果になっていくか、幾ばくかの期待もあります。
もっとも、小池さんが当選しないこともないわけではないでしょう。
いやたぶんそんなことはないと思いますが、私の予想が外れたら、うれしいような悲しいような、複雑な気分になりそうです。
無駄話をすみません。
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