■都知事選に思うこと(結果判明後編)
都知事選の結果はやはり小池さんの圧勝に終わりました。
小池さんのような、私には時代錯誤の危険な思想(新自由主義や核への考えなど)の持ち主と思われる人が、首都の知事になるということに不安はありますが、他の有力候補だった2人の傀儡性というか、受動的な生き方に比べれば、よかったかもしれません。
しかし、野党の共闘が挫折した感は否めません。
宇都宮さんや石田さんだったら、もしかしたら小池さんに勝てると、私は考えていましたが、いずれも野党は採用しませんでした。
たぶん隠れ自民党の岡田さんの判断が働いていた気がしますが、投票日前日に岡田さんは結果がわかったのでしょう。
民進党の代表選挙への不出馬を表明しました。
松原さんが怒るのも無理はありません。
結果がわかれば逃げ出すのは、岡田さんのこれまでの常とう手段のような気がします。
これで来年の野党共闘は期待できなくなった気がして残念です。
鳩山政権の時もそうでしたが、岡田さんはまさに新しい流れをこわすためにいるような気がしてなりません。
いずれにしろ、現在の民進党は野党結集の軸にはならないことが明確になった気がします。
思い切った組織変革が必要ですが、それに向かって動き出すきっかけになってくれれば、今回の都知事選も意味があったという気がします。
小池さんが圧勝したのは、政党の支持を受けずに、主体的に戦った姿が好感されたからだろうと思います。
その一方で、増田さんや鳥越さんは、政党に雇われたピエロのような感じで、頼りなさが強く出ていました。
おふたりはまさに小池さんの引き立て役だった気がします。
もはや組織に担がれて選挙に出る時代ではなくなったのです。
今回の選挙では、それを感じました。
政党の役割は、変わりだしています。
上杉さんが得票数では4番目でした。
彼のスピーチのいくつかは、友人がユーチューブを教えてくれるので何回か見せてもらいました。上杉さんが4番目になったことに、少しホッとしました。
しかし「媚を売る」選挙ではなく、「政策を語り合う」選挙になってほしいものです。
それが実現できないのは、都民と報道関係者の民度の問題でしょう。
いろいろなことを考えさせられる、都知事選でした。
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