■節子への挽歌3267:お迎えの準備
節子
明日からお盆です。
今年は、節子を見送っての初盆から数えれば、9回目になります。
9回目にもなると、慣れてしまって、あんまり特別の気持にはならなくなるものですが、それでもお盆はお盆、感慨深いものがあります。
なにしろ彼岸にいる節子が帰ってくるのですから。
娘が精霊棚をつくってくれました。
1日早く、そこにお供えが2つ飾られました。
ひとつは、わが家の畑でできたメロンです。
野草の中に埋もれていて、最初は気づかなかったのですが、2つのメロンが育ちました。
どのタイミングで収穫すればよいかわからないのですが、昨日、草刈りをしていて、うっかりして収穫してしまいました。
食べられるかどうは不明ですが、まずは節子に供えることにしました。
ちなみにトウモロコシは8本植えましたが、食べられるほどの実を熟してはくれませんでした。
もうひとつは、お隣の宮川さんが毎年届けてくれる供花です。
節子にお世話になったと言って、毎年届けてくれます。
10年も続いているのですが、節子は何をして差し上げたのでしょうか。
私には思い当ることはひとつだけですが、それも隣人として、当然すぎるほど当然のことでした。
今年はご夫妻ご一緒にわざわざ届けてくれたのです。
お返しするものがなくて、杉野さんの梨をおすそ分けさせてもらいました。
こういうのが、節子と違って苦手です。
今年は、バラとカスミソウでした。
お孫さんができたそうなので、赤い色を基調にしてくれたそうです。
ジュンさんも一人で子育てが大変でしょうね、と言ってくれました。
たしかに、節子がいないので、ジュンは苦労しているでしょう。
父親は乳児段階では戸惑うばかりです。
用意ができました。
明日から節子が、たぶん戻ってきます。
現在、家にいる節子はしばらく生家に戻るかもしれません。
お盆は、人生を考えるいい機会です。
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