■節子への挽歌3307:我孫子市民活動メッセ
節子
今日は我孫子の市民活動メッセでした。
さまざまな市民活動の展示と集まりが、今日と明日、駅近くのけやきプラザで展開されています。
私も、少しのぞいてきました。
誰かに会うだろうと思っていましたが、誰にも会いませんでした。
時間帯がよくなかったようです。
いるはずの人さえ、いませんでした。
我孫子合唱祭の記録誌がありました。
見ていたら、節子が入っていた女性コーラスグループ「道」の写真がありました。
メンバーが少し減ったようですが、いまも楽しんでいるようです。
節子は、いつもとてもいい仲間たちだと喜んでいて、病気であまり声が出なくなっても、参加させてもらっていました。
そういえば、節子が参加した「道」の発表会は、今日のメッセの展示会場で開催されました。
と言っても、その時の節子は、もう歌うことは出来ずに、観客として参加していました。
私も一緒に行っていましたが、そこでいろんな人にお会いしました。
たぶんそれが節子の最後の外出だったような気がします。
終了後、節子はコーラスグループの仲間と話していて、なかなか帰ろうとしませんでした。
疲れが限度を超えているのが、伝わってきましたが。
あの日、節子はみんなに別れを伝えていたのでしょう。
市民活動メッセの展示場の会場は、まさにその会場でした。
たしか、節子の友人が、節子のことを心配していたのを思い出します。
それが誰だったかも、今では思い出せないのですが。
あれからもう10年目です。
それ以来、私は我孫子の合唱祭には一度も行っていません。
節子が残していった、発表会のCDも、一度も聴いたことがありません。
思い出は、必ずしも人を幸せにはしないものです。
今日は、肌寒さを感ずる、さびしい雨の1日でした。
| 固定リンク
「妻への挽歌17」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌3500:庭の整理という大仕事(2017.04.05)
- ■節子への挽歌3498:手賀沼公園がにぎわっていました(2017.04.02)
- ■節子への挽歌3497:桜の季節がきました(2017.04.01)
- ■節子への挽歌3496:節子がつなげてくれた縁(2017.03.31)
コメント