■節子への挽歌3287:般若心経が出てこない
節子
ユカと一緒にお墓に行ってきました。
お線香をあげて、般若心経を唱えだしたのですが、途中で躓いてしまいました。
また最初から唱えだしたのですが、やはり途中で次の言葉が出てこない。
3回目もダメだったので、省略版で済ませてしまいました。
やはりどこかちょっとずれだしたのかもしれません。
思い出そうとすればするほど、思い出せない。
2週間ほど前に、お施餓鬼があったのですが、兄に任せて私は来ませんでした。
その時の、新しいお塔婆が立っていました。
最近、ちょっと足が遠のいていたので、おとがめがあったのかもしれません。
それもあって、久しぶりに本堂にお参りしました。
宝蔵院は、本堂の隣に小さな社もあるのですが、そこにもお参りしました。
節子がいた頃は、毎回、お墓に来るたびに本堂にもお参りしていたのですが、最近どうも省略しがちになっていました。
手を抜いてはいけません。
本堂をお参りした後、般若心経を改めて口に出してみたら、最後まで躓かずに唱えられました。
おとがめが解かれたようです。
帰路、八百屋さんに寄ったら、おいしそうな大きな桃がありました。
私好みの、硬い川中島です。
奮発して買ってきて、節子にも供え、早速食べました。
あんまり果糖はとらないようにと先日注意されたばかりですが、今日はまあいいでしょう。
ある本で、誓いを立てる自分とその誓いを破る自分は、別の自分であるという話を読んだことがあります。
とても納得できる話です。
やらなければいけないことは山積みですが、やりたいことは全くないので、今日はともかくのんびりです。
花の香りに包まれながら、何をするでもなく、過ごしています。
こういう毎日を過ごしながら、いつか旅立っているというのもいいかもしれません。
だいぶ涼しくなりました。
久しぶりに畑に行くのもいいかもしれません。
節子が旅立ってから、今日で3289日目です。
あと2つ挽歌を書くと追いつけます。
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