■節子への挽歌3289:リンパ&カイロセラピー
節子
今日はむかし住んでいた保谷(現在は西東京市)を少しだけ歩いてきました。
偶然だったのですが。
私の体調不良を知って、リンパ師の丸山さんという人が施術を申し出てくれたのです。
他者の親切は、素直に受けることが大切だという私の信条から、ご好意を受けさせてもらうことにしました。
中央線の三鷹まで迎えに来てくださったのですが、何と丸山さんの施術院は、私たちが以前住んでいた家の近くだったのです。
それで懐かしくなり、帰りは保谷駅まで歩いてみました。
駅に向かう途中の道は、なんとなく雰囲気が残っていましたが、駅周辺は一変していました。
千葉に転居後、保谷に行ったのは初めてです。
ここもいろんなことがありました。
丸山さんは、リンパ&カイロセラピーを開業しています。
知る人ぞ知るという感じで、完全予約制でやっています。
今日はわざわざ私のために開いてくれたようで、3時間近くにわたり、説明と施術をしてくれました。
私の顔を見ながら、リンパの流れが悪く、老廃物が滞留しているので、それを流してやれば、心身が軽くなると言われました。
終わった後、顔も身体も変わりましたよと鏡を見せてくれましたが、そう言われればそんな気もしました。
たしかに身体が軽くなったばかりでなく、生命が生き生きしてきている感じが、いまも残っています。
もちろん1回きりの施術では限界がありますので、もう少しお近くであれば定期的に通いたいのですが、わが家からは2時間近くかかるのでちょっと迷っています。
高血圧も食事療法で治るというガイダンスも受けました。
頭の中の身体操縦士を変えたほうがいいという話を、比喩的にしてくれましたが、操縦という言葉が私の生命観に引っかかってしまいましたが、それはそれとして、これまで受けたさまざまな療法のなかでも、効果がかなり実感できるものでした。
節子も、発病後、日本上部頸椎カイロプラクティックに通ったことがあります。
私も受診しようとしたのですが、なぜかあなたはいいと言われた記憶があります。
リンパに関わる治療は、官足法という施術を湯島に来てもらって受けていたことがあります。
症状が悪化してからは、私が毎日2回、施術していました。
節子のおかげで、さまざまな医療を私も体験させてもらいました。
アーユルヴェーダも気功も整体も、ホメオパシーも、インカ療法も、マクロビオテックも。
しかし、どれも節子を守れませんでした。
唯一奇跡を起こしかけたのが、重イオン水とフコイダンでしたが、結局は生命の定めには抗えませんでした。
節子がいなくなってからは、そもそも健康そのものへの関心を失っていました。
いまも正直、健康でいたいという気はあんまりないのです。
困ったものです。
それはともかく、今日は丸山さんのおかげで、元気をもらえました。
そして少しだけまた健康への関心も回復させてもらいました。
今日はきっと熟睡できるでしょう。
| 固定リンク
「妻への挽歌17」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌3500:庭の整理という大仕事(2017.04.05)
- ■節子への挽歌3498:手賀沼公園がにぎわっていました(2017.04.02)
- ■節子への挽歌3497:桜の季節がきました(2017.04.01)
- ■節子への挽歌3496:節子がつなげてくれた縁(2017.03.31)
コメント