« ■互恵的に生きられる社会を目指したい | トップページ | ■節子への挽歌3319:今朝の朝はすばらしかったです »

2016/10/05

■働き方と働かせ方

「働き方改革」が話題になっています。
霞が関も都庁も、経団連も、みんな「働き方」を改革しようと動き出しています。
これって、おかしくないでしょうか?
言葉の使い方が間違っている、あるいは、問題の捉え方が間違っている。
私には、そう思います。

もし、働く人たちがそう言っているのであれば納得できますが、なぜか「働き方改革」を熱心に説いているのは、働く人たちではなく、働かせる人たちです。
問題の所在の捉え方と意識が違っているように思うのですがいかがでしょうか。

正しくは、「働かせ方改革」でしょう。
そうであれば、改革宣言も納得できますし、実効性も感じられます。
しかし、「働かせ方」を変えずして。働く人たちに「働き方」を変えろと言うのは、どう考えても、私にはおかしく感じます。

よく言われるように、変えられるのは自分だけです。
にもかかわらず、多くの人は、他者を変えようとする。
つまり、本気ではないのです。
自らが変わろうとしないで、他者を変えることなど、できるはずもない。
逆に、みずからが変われば、他者は変わっていくものです。

こうしたおかしなことが、たくさん、あります。
単なる言葉遣いの問題だと思われるかもしれません。
しかし、言葉遣いにこそ、思想や目的が現れるものです。
そうした視点で、気を付けていくと、以下に本末転倒したことが多いかが見えてくるかもしれません。

|

« ■互恵的に生きられる社会を目指したい | トップページ | ■節子への挽歌3319:今朝の朝はすばらしかったです »

経済時評」カテゴリの記事

生き方の話」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■働き方と働かせ方:

« ■互恵的に生きられる社会を目指したい | トップページ | ■節子への挽歌3319:今朝の朝はすばらしかったです »