■アスリートファースト?
東京オリンピックの会場問題が連日話題になっています。
そこで出てくるのが、「アスリートファースト」です。
しかしこの言葉には大きな違和感があります。
彼らの発言にも違和感があります。
私の感覚からすれば、何という「わがまま」か。
彼らは本当に純粋にスポーツを楽しんでいるのか。
単に「オリンピック産業」に利用されている、タレントでしかないような気さえするのです。
しかも、そこで出てくるのは、スポーツ選手ではなく、アスリート産業の興行師のような人や、オリンピック産業に寄生する人たちが多いような気がします。
今日、テレビでボート会場に関する埼玉県の彩湖の希望を話す学生たちの声を報道していましたが、彼らこそ、スポーツに純粋に取り組む人たちです。
海ではお金のない学生には練習もできないという声にはとても納得しました。
そういう、本当のスポーツ選手も視点で考えてほしいものです。
「アスリートファースト」などという言葉には騙されたくありません。
それにしても、「〇〇ファースト」という、奇妙なこと言葉が乱用される風潮がとても嫌な気がします。
「〇〇ファースト」という人は、私には、その〇〇を利用して、利得を得ようとっしているようにしか思えません。
「あなたのため」ですから、という人を、私は絶対に信頼しません。
ちなみに、私はオリンピックのような産業化したスポーツにはまったく興味はありません。
そこで金メダルを狙うスポーツ選手にも、まったく興味はないのです。
ですから、こんなひねくれた発想をしてしまうのかもしれません。
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コメント
それらしいコトバで偽装した欺瞞がバレにくくなっている、この時代のふわふわした空気に鈍感になることが、個人的安寧へのほとんど唯一の手立てになっていることに、この国の未来への危機が集約されるのかもしれませんね。
社会倫理(集合無意識の気高さ)の回復が喫緊の課題だと痛感します。
どうすれば気づきのきっかけを広げられるのでしょうか・・
少しヒントをもらった記事を引用したいと思います。
↓
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161102-00142882-toyo-bus_all&p=1
投稿: 近藤和央 | 2016/11/02 16:12