■節子への挽歌3404:手づくりの鏡餅
節子
娘が正月の花を買いに行くと言うので、私も付き合いました。
ついつい昔のことを思い出したからです。
節子がいた頃は、それこそ30分くらいかかって花を選ぶのに毎年付き合っていましたから。
両親と同居していた頃は、正月の料理も大変で、これも家族みんなで買い出しに行っていたことを思います。
しかし、そんな賑やかなお正月も、いまではもう昔のことです。
わが家の花も、年々小さくなってきました。
今年は、セットされている花でもいいのではないかと娘は言っていましたが、経費節減もあって、そうなりました。
どうせ経費節減するのであれば、鏡餅も自分で作ろうと思いつきました。
と言っても、自分で餅つきまではできませんが、幸いにつきたてお餅が届いたのです。
それをレンジでやわらかくして、つくろうと思ったのです。
今朝、また東尋坊から恒例の「わたしの気餅」が届きました。
東尋坊で活動している、茂さんと川越さんからの、うれしいお餅です。
節子と一緒に、東尋坊の茂さんたちのお店でいただいたこともあります。
考えてみれば、それが節子がいなくなってからの私の生き方を方向づけてくれました。
茂さんからのお餅に、「まる餅」も入っていたので、それも使うことにしました。
上に乗せるのは、わが家の畑になっているゆずを使うことにしました。
私は極めて不器用なので、こういうのは苦手なのですが、まあなんとか形になりました。
それにしても出来が悪い。
まあそれもまたいいでしょう。
さて来年は、しめ飾りにも挑戦しようかと思い、玄関に飾られているしめ飾りを見たら、これはかなり難しそうです。
でも来年は、少しずつお金に依存しない生き方をもう一歩進められればと思います。
節子がいたら、もっとうまくこうした生き方に移っていたはずですが、私だけではなかなかうまくいきません。
まあゆっくりと進めましょう。
もう少し現世に留まることにしましたので。
| 固定リンク
「妻への挽歌17」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌3500:庭の整理という大仕事(2017.04.05)
- ■節子への挽歌3498:手賀沼公園がにぎわっていました(2017.04.02)
- ■節子への挽歌3497:桜の季節がきました(2017.04.01)
- ■節子への挽歌3496:節子がつなげてくれた縁(2017.03.31)
コメント
素晴らしいじゃないですか!
私は美しいと思います。いや、美しいです。
私は(今のスナップショットをとったら)特異な人かも知れませんが、佐藤さんの見立てでは(人類の歴史の平均人間だ、と自負される佐藤さんをもっとプリミティブにした)宇宙創生から百数十億年の平均人間ですから、極めてまっとうな感覚を持っています。
だから、佐藤さんの鏡餅は美しいです。断言します。
愛する奥様が笑っている姿が目に浮かびます。佐藤さんは、未だに節子さんの愛の中で暴れている孫悟空のような気がしてきました。
私がそうだから自分を投影している、なんて余計な理論付けは放っておきましょう。その通りですから。
投稿: 小林正幸 | 2016/12/29 19:37