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2016/12/26

■時代のスピード

この10日間ほど、まぶたの手術で入院したり、その後は、目が不自由なため世間から没交渉になったりしていました。
今日からまたいろいろと関わりのあることの活動に参加しようと思って、パソコンでいろいろとその後の動きを見てみました。
そこで10日間の空白の意味を知りました。
まったく停滞しているプロジェクトもあるのですが、大きく展開しているものもあります。
そのため、どうもついていけなくなってきています。
全体像が見えなくなってしまっているからです。
ちょっと気を許すと、もうついていけなくなってしまう。
そのスピード感に、多くの人は追いかけられているのかもしれません。
スピードだけではなく、今の時代は、ネットを活用して、プロジェクトそのものが管理不能なほどに育っていく時代でもあります。
いつの間にか、自分の居場所さえ見つけられなくなりかねないのです。

しかし、その一方で、もう一つの体験をしました。
この間、不自由な目をだましだまし、何冊かの本を読みました。
いずれも古い本です。
80年ほど前に書かれたオルテガの「大衆の反逆」
30年ほど前に書かれたベラーの「善い社会」
読んでいて、そこに書かれているメッセージが、いまの時代にも実にぴったりと当てはまるような気がしました。
目先の事象のめまぐるしい変化の一方で、社会の根幹は何も変化していない。
そんな気さえしました。

これは矛盾したことではないような気がします。
社会の本質を変えないために、目先が目まぐるしく変わっているのかもしれません。
そう考えるととても納得できます。
ベラーの「善い社会」には、すでにそうしたことへの指摘があります。
そして、その後の世界を見ていると、ベラーの期待は裏切られ、懸念が現実化しているように思えます。

時間がますます早まっているようで、肝心の大きな時間は動こうとしていない。
10日間、立ち止まって気づいたことは、こんなことです。
私は腕時計はしていませんし、時計はあまり見ません。
できるだけ私自身の時計を基準に、生きたいと思っているからです。

この10日間は、私には貴重でした。
おかげで、以前よりも、自然に生きられるようになってきた気がします。

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