■節子への挽歌3380:歯医者さんで考えること
節子
先週、久しぶりに歯医者さんに行ったのですが、マウスピースをすることをまた勧められました。
またというのは、以前も勧められたのですが、その時には面倒そうなので、止めていたのです。
今回は、下顎の骨の一部が沈んでしまっているレントゲン写真を見せてくれました。
ここまでていねいに示唆してくれると、面倒だなどとは言っていられません。
素直に従うのが礼儀でしょう。
それで、マウスピースを使うことに決めました。
それはともかく、どうも私は寝ている時に、噛みしめることがあるようです。
歯ぎしりは節子からも指摘されてことはありませんし、私自身、気づいたことはありませんが、時にはを噛みしめることは、起きている時にもあります。
娘たちから、昔から指摘されているのです。
節子が元気だったころには、私自身はストレスをあまり感じたことはなかったのですが、実はそうしたかたちでストレスは発散されていたのかもしれません。
その受取先は、たぶん節子だったのでしょう。
そのせいか、節子がいなくなってから、ストレスを感ずることが起こりだしました。
しかし、その向け場はない。
それで夜の「噛みしめ」がひどくなったのでしょうか。
もっとも歯医者さんによれば、歯ぎしりや噛みしめの原因はまだ解明されていないようです。
生まれつきの癖かもしれません。
いずれにしろ、マウスピースは使用することにしようと思います。
それで何が変わるのかはわかりませんが、歯は守られるようです。
歯医者さんに行って、検査や治療を任せている時は、私にとっては一種の瞑想の時です。
いろいろと考えることがあります。
節子のことはよく思い出します。
節子は手術後、再発に備えて、歯医者に通っていました。
それが終わった後、ちゃんと歯医者に行けてよかったと言っていました。
闘病の準備は整った、というような意味合いを感じました。
そして、節子はよく闘病に耐えました。
手術後、歯医者に通っていた節子は、治療を受けながら、何を考えていたのでしょうか。
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