■節子への挽歌3386:忘年会のない年末
節子
今日は湯島で撮影をしました。
と言っても、私の撮影ではなく、武田文彦さんの撮影です。
節子もよく知っているように、武田さんとは長いこと、民主主義の実現に取り組む活動をしていましたが、今年になってまた活動を再開しました。
昨今の状況は、あまりに目に余るからです。
そのホームページに、先月開催した公開フォーラムでの武田さんのスピーチをアップしているのですが、その補足スピーチを録画したのです。
さまざまな機材が持ち込まれ、湯島が一挙にスタジオに変わった感じです。
撮影は無事終了し、年内にはアップできるでしょう。
録画風景を見ながら、そういえば、昔もこんな感じを体験したなと思いだしました。
昔は、私もテレビ取材も受けたことがありますし、湯島のサロンもテレビで取り上げられてこともありました。
まあ、いずれもマイナーにちょこっとですが。
昔の生活と今の生活は、もう全く違います。
湯島のこの場所は全く変わっていませんが、私の生活ぶりは大きく変わってきています。
会社時代も、会社を辞めて仕事をしていたころも、いまから思えば、「華やか」でした。
思い出すだけで、汗が出てしまうようなこともありました。
当時は気づきませんでしたが、わがままで、贅沢でした。
ほどほどのところで、その世界から抜けられたのは、幸運でした。
いまのような生き方が、私にはやはり一番合っています。
俳優の成宮さんが、麻薬疑惑などもあったのでしょうか、突然引退を表明し、話題になっています。
成宮さんは、「相棒」というテレビドラマで知ったのですが、好印象を持っていました。
しかし、俳優業の世界に振り回されたようで、友人に裏切られたことが、引退の理由の一つだと報道されています。
一見華やかに見えて、とてもストレスの多い世界なのでしょう。
お金とストレスは比例するのかもしれません。
俳優に限らず、お金をもらう世界の多くは、ストレスが伴いがちです。
私も最近ストレスを感ずることはありますが、お金とは無縁です。
お金で自らを制約される生き方は、いまは一切していません。
そのおかげかもしれませんが、大麻を吸いたくなるほどのストレスではありません。
人生を豊かにしてくれる程度のストレスです。
まあ歳のせいか、そこからも抜け出したい気分はしますが、お金とは無縁のストレスです。
昔の、あの「華やかな暮らし」と今の「影の薄い暮らし」とどちらがいいでしょうか。
言うまでもなく、いまのような暮らしが、私には合っています。
時には、ぜいたくな食事もいいですが、そういうものには全く魅力を感じません。
昔は、今頃は忘年会ばかりでしたが、最近は忘年会さえありません。
そもそも、「忘年」の必要さえないのです。
実に地味な、そして静かな年末です。
と言いながら、今日は忘年会のようです。
ささやかに相談に乗っていた研究チームが、たぶん私を招待してくれての忘年会なのです。
もっとも、以前そう思って、断れずに出かけた忘年会で会費を取られてしまったことがありますので、招待かどうかはいささか不安です。
いま話題の場所を取ってくれているようです。
そろそろ出かけましょう。
いつも付き合っている人たちと違い、ちょっと高給取りのみなさんです。
話が合うといいのですが。
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