■節子への挽歌3415:人生の選択肢はたくさんある
節子
この2日間、とても寒い日が続いています。
パソコンのある私の仕事部屋はエアコンがないので、寒くて仕事もできません。
先日のフォーラムの記録をまとめないといけないのですが、そんなわけでまたサボってしまいました。
困ったものです。
途中武田さんから電話がかかってきて、寒くて仕事ができないと言ったら、お金を払えなくて電気を切られたのかといわれました。
失礼な!そんなはずはないだろうといったら、いやいや十分に可能性があるというのです。
私がよほど貧しいと思っているようです。
本当に困ったものです。
もっとも今日のお昼は、即席ラーメンでしたから、わが家の家計もかなり大変なのかもしれません。
しかし、私はお金で困ったことはこれまで一度もないのです。
それにお金が必要なほど貧しい生き方をしていないのです。
私は実に幸運に恵まれているのです。
幸運に恵まれた豊かな生き方をしていると、お金などあんまり必要ないのです。
幸運といえば、アウシュビッツを生き延びたフランクルはこの上なく、幸運の人です。
以前書いたことがあるかもしれませんが、フランクルは信じられないほどの幸運の重なりであの過酷な状況を生き延びたのです。
しかし考え方を変えてみれば、生き延びることが果たして幸運なのかどうかはわかりません。
大切なのは、幸運だと思えることであり、その幸運に感謝できることでしょう。
豊かさも貧しさも同じです。
フランクルほどではありませんが、私もかなり幸運な定めなのかもしれません。
それにフランクルとは比べようもありませんが、それなりに苦労や悩みにも恵まれているのです。
フランクルは収容所で、没収された著作の原稿をメモし続けました。
死にそうなほどの病気の時にも、です。
それに比べたらこんな寒さは何ということもないでしょう。
と思って、何回か寒い部屋でパソコンに向かいましたが、やはり続きません。
あたたかいリビングで仕事ができるように、ノートパソコンを買おうかと思いだしています。
やはりちょっとはお金も必要なようです。
3万円のマウスパソコンを買うべきか部屋があたたまるほどの暖房器具を買うべきか。
それとも寒さに耐えるべきか。
いやいや、そもそも寒い部屋での仕事をしない選択肢もあります。
人生にはいつも選択肢はたくさんあるのです。
明日はあたたかくなるといいのですが。
あたたかくならないと仕事が進みません。
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