■節子への挽歌3411:今年最初のサロン
節子
今日は最初のサロンでした。
いつもながら不思議なメンバーです。
節子の知らない人のほうが最近は多くなってきましたが、今日は節子の知っている昔の常連の人も来てくれました。
30年以上の付き合いだと、私のすべてをもう知っているでしょう。
そうした旧友と会うと、なんだかとてもホッとします。
昨年は1月3日にサロンをしましたが、湯島天神はすごい人出でした。
しかし今年は1日違いなのに、行列もできていませんでした。
例年よりも湯島天神は静かでした。
神田明神は相変わらずだったようです。
世相の流れが変わったのかもしれません。
昨日までは静かな毎日でしたが、今日は早速にいろんな人から電話もありました。
みんなそれぞれの年末年始を過ごしたようです。
良いこともあれば悪いこともある。
それを素直に受け入れられる歳になってきました。
今日はうれしい年賀状も届きました。
節子が生きるか死ぬかという状況の時に、死にたいと言ってきた人からのものです。
いまは元気でやっているそうです。
わずかばかりのお金を貸していたのですが、今年こそそれを返したいと書いてありました。
お金を返してもらうよりも、その気持ちのほうが嬉しいです。
自死したいと思うほどに追い込まれた人は、みんなやさしくなるのです。
父親を亡くして心に穴が開いてしまったというメールも届きました。
彼が大学院生の頃に会ったのですが、もう10年は会っていません。
にもかかわらず会いたいと言って来てくれます。
うれしいことです。
彼も看病のために苦労したようです。
若い時に苦労した人もまた、みんなやさしくなります。
こうして今年もまた、世間とのかかわりを始めました。
改めてみんなやさしい人ばかりだと思います。
厭世観など忘れなければいけません。
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