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2017/02/25

■節子への挽歌3460:彼我の境目がない関係

節子
今年はわが家の河津桜は咲きませんでした。
花が咲かないまま芽吹きだしています。
昨年は大きな鉢に植え替えて、それなりに手入れもしてきたつもりでしたが、咲いてくれませんでした。
花が咲かない河津桜は、少しさびしいです。

玄関の四季咲きのバラも、花が咲きだしてくれません。
小さなつぼみはあるのですが、なかなか咲かない。
娘たちが昨年買ってきた、小さなモモも梅も咲きません。

いま咲いている木の花はミモザだけです。
ミモザは相変わらず元気です。

植物も、声をかけなければ応えてくれません。
節子は毎日庭に出て草木に声をかけていたかもしれませんが、私はなかなかそれができません。
とくに冬は寒いので、庭に出ることも少ないからです。
思いついて、木や花に声をかけても、見透かされてしまいます。

古い本ですが、作田啓一さんの「三次元の人間」という本を読みました。
室田さんの保育関係の本を読んでいたら、そこに「溶解」という言葉が出てきて、作田さんの名前があったからです。
作田さんが言っている「溶解」とは、彼我の境目がない関係のようです。
残念ながら、この本だけでは十分な理解ができませんが、私が志向している生き方につながっています。

花の咲かない庭を見ていて、それができていない自分の生き方に気づきました。
まだまだ境目をつくる生き方から抜け出ていません。
29年前に、会社を辞めて、社会に溶け込みたいと思ったころのことを思い出さなければいけません。
それを助けてくれる、節子はもういませんが。

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