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2017/02/27

■節子への挽歌3463:「刑事フォイル」

イギリスのテレビドラマ「刑事フォイル」は私の好きな番組です。
舞台は、第二次世界大戦さなかのイギリス南部の町ヘイスティングズ。
その町で、誠実に仕事に取り組む警視正フォイルが主人公です。
原題は「フォイルの戦争」ですが、戦争が人々の日常をどう変えていくかが、あるいは戦時中であろうと変えてはいけないものは何なのかを、静かに語ってくれる作品です。
いまから15年以上前の作品ですが、戦争の不条理さが生々しく描かれています。
それもとても静かに、です。

最新作は「壊れた心」。
戦争が善良な人たちの心を壊していくありさまが見事に描かれていました。
戦争を体験した人が戦争を恐れる理由を考えさせられます。
戦争の悲劇は、たぶん、人が死ぬことだけではないのです。

既に18話まで放映を終えていますが、3月11日からまた第1話から再放映が始まります。
NHKのBS放送ですが、もしBSを見ることができる人にはお勧めです。
2回に1回は、私は涙が出てしまうとともに、自分の生き方を問い質したくなります。
人間の弱さと人間の可能性を感じて、です。

主人公のフォイルのような生き方をしたいと思いますが、足元にも近づけません。
フォイルもまた、私と同じく、妻を亡くしています。
妻を亡くしても、しっかりと生きている人もいる。
私ももう少ししっかりと生きられるのではないかと、時に思うこともありますが、たぶん私には無理でしょう。
人はやはり、生まれながらの人生が決まっているのかもしれません。
フォイルのような人は、私にはただただ尊敬することしかできません。
でも、その一部なら私にもできるかもしれません。

それは、自らに誠実であることです。
弱さもまた、私の本性ですから、弱さにもまた誠実でありたいと思っています。

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