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2017/02/10

■節子への挽歌3447:昔話もいいものです

節子
今日も寒い1日でした。
久しぶりに近くに住んでいる友人のAさんと食事をしました。
節子もよく知っているAさんです。
海外旅行が好きだったAさんは、パリで病気になり、以来、あまり旅行もできなくなってしまいました。
いまもあまり無理はできないようです。
年に一回くらい、わが家にも来てくれるのですが、昨年は来られなかったようで、食事を誘われました。

Aさんは、私があまり昔話が好きではないことをよく知ってくれているのですが、それを踏まえたうえで、昔話は健康にいいようだと言いました。
たしかにそれはそう思います。
認知症対策にも昔話は効用があるようです。

その認知症ですが、最近さらに状況は悪化してきているようです。
待ち合わせのお店に定刻に着いたのですが、彼が見当たりません。
あれと思ったのですが、まあそのうち来るだろうと思って席に座りました。
そしてメニューを見て、お店を間違っているのに気づいたのです。
あわててお店の人に謝って、お店を出ました。
待ち合わせのお店は隣のお店だったのです。
すでにAさんは来ていました。
困ったものです。

ところで私の昔話嫌いの一因は、あんまり覚えていないからでもあります。
しかし、話しているといろんなことを思い出します。
たしかに昔話の効用はあります。
彼とは私が昔勤務していた会社の同期生です。
ですから共通の知り合いはたくさんいるのです。

こんな話もありました。
私が入社したころの上司が、佐藤は言うことを聞かない部下だったと言っていたそうです。
その上司はとてもやさしい上司でした。
当時、私は滋賀県に勤務していましたが、私が同僚たちに自転車で琵琶湖一周を提案して実行した時のことです。
なぜかお昼ごろに、その上司が心配して車で追いかけてきてくれたのです。
きっと私はひ弱なもやしっ子に見えたのでしょう。
そういわれればその通りだったのです。
幸いに自転車での一周は成功しましたが、しばらくはお尻が痛くて大変でした。
その上司が、私のことをそう言っていたとは今日まで知りませんでした。
私は組織人としては最初から脱落していたのでしょう。
多くの人の支えで、25年間も務めさせていただけたのが驚きです。

そういえば、私が突然、会社を辞めると言い出した時に、節子が最初に言った言葉は、よく25年ももったわね、だったような気がします。

もうひとつ今日は意外なことを知りました。
Aさんが、私のことを当時、「詩人」のようだったと言ってくれたのです。
これも初耳でした。
Aさんは、私たちの結婚通知のことも覚えていてくれました。
それは詩ではなかったのですが、詩のようだったと記憶してくれていたのです。
ちょっとうれしい気がしました。
その結婚通知を私も読み直したいのですが、見つかりません。

昔話もいいものです。
今日はAさんにいろんなことに気づかせてもらいました。
感謝しなければいけません。

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