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2017/02/23

■節子への挽歌3457:風の声

節子
今日は「春三番」の強風です。
すごい風です。
わが家は、風の道にあたっているところなので、風の日は恐ろしいほどです。
片づけをしていない庭が、ますます大変なことになりそうです。

風の音は、その時々の自分の気持でさまざまに聞こえてきます。
そこに、悲しみや喜び、あるいは怒りやおそれを感じます。
節子がいなくなってからの数年は、特にそう感じました。
心が敏感になっていると、風とも溶解しあえるのかもしれません。
風が自らを代弁してくれていると感ずることさえありました。

最近は、あまりそういう感じを持てなくなりました。
しかし、それでも今日ほどの強い風になると、心が少しだけ共感します。
どこかできっと、かつての私のように、声にならない叫びや思いを解き放ちたいと思っている人がいるような気がします。

悲しさやおそれは、解き放すのがいい。
しかし、解き放した悲しみやおそれ、怒りが、改めてまた自らに戻ってくる。
それを知っているから、みんな、それを解き放てないのかもしれません。
しかし、今日のような強風であれば、きっとどこかに持って行ってくれるでしょう。

強い風に心身をさらけ出すのも、また元気をもらえます。
これで空さえ青かったら、もう何も望むことはないのですが。

今日は、この風の中を出かけなければいけません。
春を迎えるためには、やはり自らを風にさらさなければいけません。
雨が降らなければいいのですが。

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