■節子への挽歌3434:「最近よく星を眺めます」
節子
節子も知っているMさんからメールが届きました。
昨日は、月、火星、金星が接近して縦ほぼ一直線に並び、光輝いて(火星は赤く暗かったですが)、それはそれはきれいでした。
オリオン座のペテルギウスとこいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスの冬の大三角形も明るく輝いていて。
最近よく星を眺めます。
あまりにきれいで、眺めていると死が怖くなくなります。
古人の言った通り、いつかはあそこに行くのだろうなと思って。
彼女らしい思いですが、なぜ死が怖くなるのか、わかりません。
空を見ていると、それが昼であれ、夜であれ、私は何か包まれているような感じがします。
自分が、その中に溶け込んでいくような、そんな平安な気分になります。
Mさんは、小学校時代の同級生です。
私たち同級生は、卒業後、同級生全員で“ぽんゆう”というグループをつくり、20歳前後の頃は毎年、夏には高原での参加自由なキャンプをしました。
1週間ほど、誰かはずっと滞在し、あとはそれぞれの都合に合わせて、やってくるのです。
私はいつも最初から最後までいる組でした。
その時に見た夜空は、それは美しいものでした。
そうしたおかげかどうかはわかりませんが、同級生同士の結婚が2組も生まれました。
大学卒業後、私は滋賀に移ったので、その活動も終わってしまいましたが、その余韻はいろんなところで残っています。
しかし、そんな時代も、もう遠くになってしまいました。
当時の仲間に会うと、当時に戻ってしまいますが、それはほんの一瞬のこと。
集まった後の帰路には、もう別の、つまり年老いた、あるいは成長した自分に戻ります。
久しぶりにMさんと食事でもしようかと思います。
Mさんだけではなく、当時の仲間にも声をかけてもいいかもしれません。
そういえば、昨年も何人かで食事をしました。
過去を懐かしむのは、私の好みでは全くないのですが、時にはそれもいいかもしれません。
そろそろみんな星に旅立つ時期なのですから。
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