■節子への挽歌3486:亜空間への通路はありませんでした
節子
行方がわからなくなっていた、手帳とメガネが無事戻ってきました。
彼岸にはどうも行っていなくて、私のすぐ近くにあったのに気づかなかっただけでした。
手帳は湯島の、メガネは自宅の、少し良く探せば見つかるはずのところに隠れていたのです。
亜空間に通ずる穴があるかもしれないと、ちょっとワクワクしましたが、今回もまた裏切られました。
いずれも出てきたのはうれしいのですが、なぜかあまりうれしくありません。
いやはや人生は退屈です。
駅に忘れ物探しを依頼したりしないで良かったです。
これまでも電車の中で、紛失したり忘れたりしたことは何回かあります。
一番の失策は友人からもらったワインを置き忘れてきました。
私はワインはほとんど飲まないので、拾った人が飲んでくれた方がよかったのですが、せっかく私に持ってきてくれたワインなので、それでは友人に顔向けができません。
それで駅の遺失物係に頼んで、見つけてもらい、かなり遠くの駅にまで取りに行ったことがあります。
カバンがなくなったこともあります。
その時は、実は友人が作成した企画書が入っていたので、かなり慌てました。
少しして、まったく知らない人から電話がきました。
酔っていて、間違えて私のカバンを持って行ってしまったのだそうです。
この時も、なぜか私が電車でその人が届けた駅まで取りに行きました。
だれにとっても価値のあるものを忘れたり落したりしても、拾ってくれた人が使えば無駄にはなりませんが、私にだけ価値のあるものをなくした時はいささかあわてます。
まあ、今回は他の人の名刺だけが心配だったのですが、無事戻ってよかったです。
お詫びの連絡をしないでよかったです。
誰にも知られずにすみました。
いやこの挽歌に書いてしまったので、読まれてしまったかもしれません。
うっかりしていました。
一昨日もブログを読んでいる人に会ったのですが、何でも書いてしまうのはちょっと考えたほうがいいですね。
しかし、いまさら、この生き方は変えられません。
それにもしかしたら、節子も読んでいるかもしれませんし。
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