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2017/03/16

■節子への挽歌3481:物を失うことのないような生き方がなかなかできません

節子
またまた大きなミスをしてしまいました。
予定などを書きこんだ手帳をまたなくしてしまいました。
人生において3回目です。
これまでは、奇跡的に戻ってきましたが、今回は難しそうです。
それにしても、同じミスをこう繰り返すとは、困ったものです。
予定がわからなくなりましたが、誰かに迷惑がかからなければいいのですが。

しかし、毎日を誠実に生きていくためには、あまり先まで予定を入れるべきではありません。
個人で仕事を始めた時に、ある人からそういわれました。
個人で仕事をしていると、先の仕事の保証はありません。
ですから不安になって、予定をついつい先までいれてしまいたくなるのです。
それを、注意されたのです。
何か大事なことが起こったら、いつでも対応できるように、あまり先まで予定を入れるなということです。
それこそが、組織の制約から離れて自由に生きることではないか、と言われたのです。
それが実現できるようになるまでには、10年以上、かかりました。
しかし、いまは基本的にはあまり先までの予定は入れないようにしています。

むかし、台湾の友人が結婚することになり、夫婦で招待を受けました。
ところが、その日、私は約束していた仕事がありました。
仕事を選ぶか友人の結婚式を選ぶか。
いまなら躊躇なく、結婚式を選び、その仕事をキャンセルさせてもらったでしょう。
しかし、その仕事は私でなければできない仕事であり、信頼して私に任せてくれた相手には迷惑をかけられないと思い込んでいたのです。
結局、結婚式には行きませんでした。
まだその頃は、私の思考は切り換えられていなかったのです。
いまから思えば、相手の人と相談すれば、いかようにも対処できたはずです。

以来、動きの取れなくなるような約束は、せいぜいが1か月までにしています。
さらにその上、万一、その仕事よりも私にとって大切だと思うことが起きたら、その仕事をやめさせてもらうことにしています。
そんなわけで、私の手帳の予定欄は、せいぜい1か月先くらいまでしか埋まっていません。
ですから、手帳がなくなっても、まあパニックにはならないのです。

手帳に極秘情報が書かれているわけでもありません。
私の場合、ほとんどすべてのことを公開していますので、秘密などあろうはずもありません。
電車の中で思いついたアイデアや構想のメモを書くことはありますが、そんなものは書いて数日も経てば、無価値のものなります。
私の場合は、考えや構想はどんどん変わるからです。

手帳に誰かからもらったタクシー券が挟まっています。
しかし、これも問題ではありません。
私は都内ではタクシーに乗らないのです。
ですから10年近くも、使われないまま、手帳に挟んでいます。
誰かに使ってもらえれば、むしろうれしいくらいです。

しかし、今回は困った問題があるのです。
じつはその手帳に、先日、名刺交換した方の名刺が挟まっているのです。
さてさて、その方に迷惑がかからなければいいのです。

これからは名刺を持たないようにしようかと思い出しています。
持っていなければなくすこともない。
そういう考えで、私は財布を持っていませんので、財布を落としたことがないのです。

法頂さんの「無所有」の教えを思い出しました。
まだまだ失うものが、私には多すぎるようです。


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