■節子への挽歌3467:孫の初節句
節子
今日はひな祭り。
孫の初節句です。
初節句には雛人形を贈るのが日本の習わしですが、最近はそれも変わってきているようです。
わが家でもその風習はやめて、節子が娘たちのために創った手づくりの木目込み人形の雛人形を贈ることにしました。
というよりも、娘がそう決めてしまったのですが。
私たち夫婦は、普通の結婚式もしなかったように、若いころは風習に抗っていました。
常識にとらわれずに、新しい家庭や家族を創りだそうという思いが、私に強かったからです。
いまから思えば、冷や汗ものですが、当時はかなり真剣に考えていました。
若気の至りとしか言いようがありませんが、いまはその咎を受けているような気がします。
そうしたいささか反伝統主義の考えは、10年くらいの試行錯誤の結果、見事に挫折し、むしろ反転した思考になりました。
伝統的な風習の中に、価値を見つけられるようになったのです。
しかし、もちろん伝統そのままではありません。
形よりも、その意味を大切にしています。
そして、「手作り」もまた、わが家のスタイルでは大切なことです。
わが家の仏壇に鎮座している大日如来も手づくりです。
そんなわけで、わが家にある雛人形は、ほとんどが節子の手づくりです。
木目込みだけではなく、いろんなスタイルがあります。
今回は、節子がジュンのために創った、木目込みの座り雛にしました。
孫の顔を見ることができなかった節子も、自分が創ったお雛様を通して、祝っていてくれると思います。
写真を撮るのを忘れていましたので、写真がアップできませんが、また写真が入手できたらアップします。
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