■森友学園籠池理事長の証人喚問を見つづけてしまいました
森友学園の籠池理事長の証人喚問を朝からずっと見ていました。
なぜか籠池さんが好きになってきました。
この人は嘘はついていないのではないかと思い出しました。
マスコミの報道からはとんでもない人だと思っていましたが、どうもそうではなさそうな気がします。
ただし、籠池さんの教育方針や子どもたちへの対応にはまったく賛成できませんが、しかしそれを支持している人もいるわけです。
なによりも総理大臣でさえ支持しているわけですし、たぶん現在の政権を支持している国民も、本当は支持しているのでしょう。
私は籠池さんの考え方には生理的に体が震えるほどに嫌悪感を持ちますが、だからと言って、籠池さんの考えを抹殺したいなどとは思いませんし、ましてや籠池さんの見識をとやかくいうことはしたくありません。
社会はさまざまな考えの人がいてこそ、社会ですから。
ただ、こういう人が支持される社会は恐ろしいと思います。
つまり、籠池さんではなく、籠池さんを支持する人たち、例えば子供を園学園にいれる親たちやそういう学校を応援する政治家や資産家やオピニオンリーダーたちに嫌悪感を持ちます。
安倍首相や首相夫人が巻き込まれていますが、問題は安倍首相の名前を上手く活用して立ち回っている人たちや、安倍首相の名前にひれ伏して自らの我欲を果たそうとしている人たちが、たくさんいることに問題を感じます。
私も直接ではありませんが、かなり身近にそうしたことを見聞しています。
ある有力政治家の講演会の人は、その人に話をすると制度はすぐ変わるのでありがたいと言っているという話を聞いたこともあります。
そういう視点で考えると、籠池夫妻は、もしかしたらそうした邪悪な動きに振り回されたのかもしれません。
もちろん私は籠池さんは犯罪者だと思います。
詐欺とかそんな話ではなく、憲法違反者です。
憲法違反とも言える教育勅語を子どもに教え込むのは犯罪だと思います。
しかし、それをほう助していた人たちもまた裁かれなければいけません。
それをせずに、籠池さんだけを裁くのは、私には違和感があります。
証人喚問やその報道を聴いていて面白かったのは、質問者の人柄やテレビ局や解説者や国会議員の姿勢が伝わってきたことです。
自分で自分の首を絞める人もいましたが、それに比べて、なぜか籠池さんの表情は最初から最後まで、ずっと同じだったような気がします。
今日は、籠池さんと議員のやりとりを聞きながら、いろんなことを考えることができました。
EU、アメリカ、韓国につづいて、いよいよ日本にも大きな嵐が来るような気がします。
今日は1日、テレビを見てしまいました。
虚しい1日でした。
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