■節子への挽歌3500:庭の整理という大仕事
節子
昨日から庭の整理を始めました。
なにしろずっと放置していたので、大変です。
一番の大仕事は、80センチほどある大きな鉢に植えていたヒバの木を抜く作業でした。
節子がいた頃は、きちんと手入れもし、とてもいい形になっていたのですが、あれから10年、さすがに手入れ不足に愛想をつかしたのか、昨夏、枯れてしまったのです。
根が張っているので、抜くだけで30分近くかかりました。
それにしても大きな鉢です。
こんな鉢をよくまあ買ってきたものです。
その後も、河津桜用に私も同じくらいの鉢を買ってきましたが、持ち運べるようにプラスティック製にしました。
しかし、節子の買っていたのは陶器なので、注意しないと壊れます。
娘と2人がかりでなんとか作業完了です。
それだけで疲れてしまいました。
次は植木鉢の整理ですが、これまた何が何やらよくわかりません。
野草かと思って抜いたらそうではなく、名前を書いた説明が出てきました。
不注意に抜いてはいけません。
水やりはそれなりにやっているのですが、肥料をやらないとだめだと娘に指摘されて、肥料もやりました。
今年は咲かなかった2本の桜は、来年は咲くでしょう。
ちなみに地植えしていたさくらんぼと桜はどちらもかれてしまいました。
今年の冬は雨が少なかったのでしょうか。
今朝は、朝から家の庭に広がりだしていなにわいばらとシャボンのにおいのする木花(名前を忘れてしまいました)を思い切り刈り込みました。
その木は、ツルを切ろうとすると、白い樹液を出します。
高い位置のツルを切ると、ちょうど樹液が顔にまでかかってきます。
攻撃か懇願かわかりませんが、おかげで手が樹液で真っ黒になりました。洗っても落ちません。
こういう作業をするときには必ず手袋をするように、いつも節子から言われていましたが、そういうのが私は苦手なのです。
おかげで、黒くなっただけでなく、イバラの棘で血だらけになりました。
まあそれくらいの痛みを感じないと、イバラやツルとバランスしません。
昨年末に、畑の花壇に植えこんで置く予定だったチューリップの球根は、芽が出始めてきました。
実は今年は、一度も畑に行っていないのです。
畑を辞めようかと思い出しているからです。
しかし、芽が出てきたチューリップの球根を放置しておくわけにはいきません。
さてさて人生は、やることがたくさんあり過ぎです。
いつになったら、のんびりとできるのでしょうか。
彼岸に行くまでは、無理なのかもしれません。
人にはどうも、それぞれ定めがあるようです。
それには素直に従わなければいけません。
今日は湯島に行く道筋を変えて、上野公園の桜の下を歩いてみようかと思います。
こういう気になったのは、10年ぶりなのです。
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