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2017/04/23

■節子への挽歌3518:心優しい人たちを思い出すと涙が浮かんできます

節子
秋山さんを覚えているでしょうか。
40代で事故に遭い、その後遺症が残ってしまい、人生を大きく変えてしまった人です。
障がいを持った人でも働ける場をつくりたいと相談に来ました。
秋山さんが立ち上げたNPOを、ささやかに応援させてもらいました。
秋山さんの主催するイベントに参加したり、館山まで行って相談に乗ったりしました。
一時は大きなイベントを主催するところまで行き、私の役割もなくなってきました。
物事がうまく動き出せば、私の存在意味はなくなるというのが、私の考え方です。

節子の葬儀には、身体が不自由にもかかわらず来てくださり、最後までずっといてくれました。
以来、気になりながら、ネットなどの情報にしか触れずにいました。
最近、その情報も途絶えてしまったので気になっていたのですが、昨日、秋山さんのNPOで活動していた人からたまたまメールが来ました。
それで秋山さんのことを訊ねたのですが、NPOは他の人に譲り施設に入居したのだそうです。
どこに入居したのか、NPOに訊いてもわからないというのです。

秋山さんのNPO活動は、新聞などでも報道されたり、華やかな時もありました。
しかし私にはなんとなくわかるのですが、秋山さんはそんなことは望んでいなかったのだと思います。
ただただ心許す人たちと支え合える生き方をしたかったのではなかったのか。

節子の葬儀の時、秋山さんは火葬場まで来てくれました。
私以外は知り合いがいなかったのと、足が悪かったため、みんなとはちょっと離れた場所に一人で座っていました。
気になって、みんなのところにお誘いしましたが、秋山さんは一人でいたいと言って、そこを離れませんでした。
喪主として私は秋山さんとゆっくりお話するわけにもいきませんでしたが、なぜかそれがずっと気になっていました。
秋山さんは、もしかしたら、あの時、何かを私と節子に話していたのかもしれません。

節子も秋山さんのことを知っています。
秋山さんは時々湯島に相談に来ていたからです。
身体に加えて秋山さんは言語障害もありました。
そのためそれまで経営していた会社もうまくいかず、家庭も壊れてしまったとお聞きしました。
とても心優しい人で、いつも前を向いていましたが、私にはちょっと周りに利用されたのではないかという思いもあります。

秋山さんに再会するのは、もしかしたら彼岸かもしれません。
どちらが先に彼岸に行くかはわかりませんが、彼岸でも、きっと私のことは覚えていてくれるでしょう。

心優しい友人たちの恵まれた人生でした。
いや、過去形ではなく、現在形で表現すべきでしょうね。
しかし、なぜか心優しい人たちは、此岸ではあまり幸せでないのかもしれません。
心優しい人たちを思い出すと、なぜかいつも心に涙が浮かんできます。

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