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2017/05/12

■節子への挽歌3537:満月の夜空(2017年5月12日)

節子
昨夜は久しぶりに帰りが遅くなってしまいました。
それに長丁場の作業的議論をしていましたので、疲労困憊して帰宅しました。
最近はどうも体力がありません。

駅からの帰り道、月がとても綺麗でした。
満月で、しかし少しおぼろいでいましたが、そのおかげで月がよく見え、また星もよく見えました。
私は視力が弱いので、星座に見えるほどには見えませんでしたが、途中で歩くのをやめるほどの夜空でした。
こうして夜空をゆっくりと眺めることが少なくなりました。
夜空だけではありません。
以前はよく見上げていた昼の青空も、そういえば、最近見ていません。
節子がいた頃も、節子がいなくなってからも、私は空を見るのが好きでした。

いまも強く印象に残っているのは、エジプトのルクソールの空と千畳敷カールの空です。
いずれも隣に節子がいました。
あの空の深さは忘れられません。

大学生の頃、創った詩があります。

空の青さがあまりに深かったので、 思わず死んでしまった。

詩とも言えない、単なる1行の文章ですが、
この、私にとっては詩が、いまでも時々思い出されます。
子どもの頃から、青空が好きだったのです。

それなのに、最近空を見ていないなと気づきました。
心が、空ではなく、大地に向かっているのかもしれません。
空には無限の未来がありますが、大地には静かな安定がある。
いささか人生に疲れてきたのかもしれません。
あまりにいろんなことがありすぎます。
それも不条理な、哀しいことが。
私は人に嘘を言われるのが一番嫌なのですが、それが多すぎる。
しかも当人は嘘をついたなどと思っていなことが多いのです。

昨夜はとても寝苦しい夜で、今朝は寝坊した上に、頭がすっきりしません。
昨日の話し合いがなかなか終わらないので、あとは自分でやると言ってしまったので、今日中にやらなければいけない宿題があるのですが、やれるかどうかいささか不安です。
それに読まなければいけない、700頁の本もある。
来客もあるようですが、すべてをやめて、どこかに出かけたい気分です。
今日の空は、晴れていますが、深い青さはなく、空の向こうが見えません。
さて、3杯目のコーヒを飲んで…

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