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2017/05/24

■節子への挽歌3549:訃報は風のように伝わる

節子
久しぶりに杉本さんたちと会食しました。
杉本さんは、一緒にハワイのキラウェア火山を見にいった仲間の一人ですが、私よりもひとまわり以上年上です。
節子が亡くなったのをどこで知ったのか、葬儀の前に、わが家まで訪ねてきてくれました。
いま思うと、不思議なのですが、そういう人が何人かいました。
訃報は、風のように伝わっていくものかもしれません。

杉本さんと会うと、必ずと言っていいほど、キラウェアの話題が出ます。
勤め先が近かったこともあり、そのツアーの後、付き合いが始まりました。
以来、お世話になりっぱなしですが、NPO法人科学技術倫理フォーラムでご一緒させてもらいました。
そのNPOが15年経過し、役割を終わったという判断から、昨日は解散のための最後の理事会でした。

キラウェアにご一緒したメンバーも、いまはあまり付き合いがありません。
一番個性的で、以前は湯島サロンの常連だった天才肌の松崎さんは亡くなりました。
あまりに有名になってしまった人もいますが、音信不通になった人もいます。
ガイドしてくれた東大教授だった中村先生も、亡くなってしまいました。
節子が病気にならなければ、もしかしたら、湯島で交流の場が続けられていたかもしれません。
私たち夫婦ともう一人久代さんという人以外は、みんな研究者や学者でした。
付き合いが途絶えてしまっているのが残念です。

科学技術倫理フォーラムのメンバーも、何人かは鬼籍に入られています。
最近では、安藤さん。
亡くなる2か月ほど前に、私の話を聞きたいと連絡があり、食事をご一緒しました。
その2年前にNPOの理事のみなさんと会食した時の写真をわざわざ持ってきてくれました。私はほとんどお付き合いがなかったのですが、その時の私の話が気になっていたといって、改めて質問してきてくれました。
私よりも年長で、さまざまな実績を持っている方ですが、私の話をていねいに聞いてくれる姿勢が記憶に残っています。
年が明けたら、また会おうという約束は、残念ながら実現しませんでした。
年賀状をもらった直後に訃報が届いたのです。
誰から届いたのでしょうか。

杉本さんの世界は、実に誠実で知的な世界です。
橋本さんも昨日はご一緒でしたが(橋本さんには節子は会っていませんが)、橋本さんも実に知的で、したがって、あったかな人です。
このおふたりに会うと、いつも私の俗物性や不誠実さが自覚できます。

橋本さんから大学の頃、学んだ統計物理学の話をお聞きしました。
いつかまた節子にも教えてやりましょう。
面白い話です。

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