■節子への挽歌3552:散歩市サロン
節子
今日の散歩市には10人の参加がありました。
なかには2時間かけて、東京の東久留米から来てくれた人もいます。
快適なサロン日和で、4時閉店予定が5時閉店になりました。
話は途絶えることなく、話題も飛び交えました。
最後に来てくれたのは30代の若者でした。
私が年に1回だけ講義しているビジネススクール(ただし私の講座はどちらかと言えば、反ビジネス講座ですが)で私の話を聴いてくれた人です。
我孫子に住んでいるのです。
前半に来てくれていた人たちは、我孫子で市民活動に取り組んでいる私とほぼ同世代の人たちでした。
その人たちも、いわゆるコミュニティビジネスを志向されていますが、世代によってビジネスの捉え方が違います。
昨日のサロンは、最初の話と最後の話が、対称的でした。
若者のビジネスのほうが、私にはボランティア活動に感じました。
そう考えるために、私はうまく地域活動ができないのかもしれません。
そういえば、花かご会の立ち上げの時に、節子ともこんな話をしたなと思い出しました。
もしかしたら、私は時代を勘違いして生きているのかもしれません。
困ったものです。
サロンには宇都宮で仕事をしている友人も立ち寄ってくれました。
なぜか近くの会場で、ケーナを演奏していて、その合間に立ち寄ったのです。
そのイベントをやっている人からの演奏をやっているので来ないかという連絡に気づくのが遅かったのですが、サロンに来てくれて、2つの報告をしていってくれました。
良い報告と悪い報告でした。
人生にはいつも表と裏があるのです。
サロンは、ただ雑談をしていればいいだけなのですが、ホスト役は一応、疲れます。
それに今回は、いろいろと気になることが頭にたくさんあって、なかなかサロン三昧には至りませんでした。
それでも昨年始めて来てくださった松戸の方は、去年のサロンがとても楽しかったので言って、お土産まで持ってきてくれました。
来てくださった方が喜んでくださるのであれば、また来年もしなければいけません。
お土産と言えば、東久留米からきてくれたOさんは、また今年もお線香を持ってきてくれて、節子に供えてくれました。
生前の節子と会ったことはあるでしょうが、いつも気にかけて仏壇に手を合わせてくれる。
最近はそういう人は少なくなっていますが、彼には教えられることが多いです。
その文化を私に教えてくれたのは節子でした。
都会で暮らしながら、こういう文化を持っている人がまだいると思うだけで、なんとなくホッとします。
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