■節子への挽歌3541:犬のように眠りました
節子
私が節子にあった年に、ビートルズは初めて日本に来ました。
私がビートルズを聞き始めたのは、ですから、節子と会った年です。
そのビートルズに"A Hard Day's Night"というのがあります。
松岡計井子さんが日本語で歌った、その曲を、なぜか私が時々思い出します。
節子は好きではありませんでしたし、私も特に好きだったわけではありません。
いま手元にレコードがないので、歌詞はうろ覚えですが、こんな感じでした。
今日は、君のために、犬のように走り回って働いた。
帰宅したら、丸太のようにベッドに倒れ込みたい。
でも家にはあなたがいる。
あなたが私を幸せにしてくれる。
犬 dogのように働いて、丸太 logのように眠る。
私の記憶の中では、それが重なって、「犬のように眠る」となっています。
昨夜は、久しぶりに犬のようによくねむりました。
倒れるように8時過ぎにベッドに入り、目が覚めたのは5時。
この数日の疲れが限界に達していたのかもしれません。
5時まで起きずに寝ていたのは、もしかしたら節子がいなくなってから初めてかもしれません。
にもかかわらず、まだ疲労感からは解放されていません。
やはり、犬のように、ではなく、丸太のように、眠らなくてはいけません。
しかし、目が覚めた時にまず頭に浮かんだのが、「犬のように眠った」という松岡さんの歌のフレーズです。
もっとも、松岡さんがそんな言葉で歌っていたかどうかはたしかではありません。
レコードは別の場所においているので、今度、調べてみようと思います。
今日はいい日になってほしいです。
お昼をある人と約束していますが、彼からたぶん元気になる話が聞けるでしょう。
いま、フクシマの相馬に毎週のように活動に行っている人ですが、それが気になって、声をかけさせてもらいました。
同じ活動を、頼まれもしないのに、つづけている人の話が急に聞きたくなったのです。
私も、元気を出さなければいけません。
私の元気が、誰かを元気にすることもあるのですから。
少なくとも、その逆はあってはいけません。
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