■節子への挽歌3534:さらなる老後に備えて
節子
最近、収入が年金だけなので、いささか手元不用意になってきてしまいました。
しかし貧しいわけではなく、自宅も湯島も一応私の名義になっているので、ささやかな資産所有者なのです。
そのため、この時期は固定資産税を払わなければいけません。
収入がある時には、ほとんど意識していなかったのですが、収入がなくなると、どうやって税金を納めるかは悩ましい問題になってきました。
貯金残高がいささか不足していて、困ったものだと思っていたのですが、頼みもしないのに、ある人からお金をもらえる仕事を頼まれました。
これで一安心です。
お金が必要になると、なぜかお金が入ってくる。
ですから私の場合、貯金はあまり必要ないのです。
節子には、いつも「必要な時にはお天道様がお金を工面してくれる」と言っていましたが、節子はそれを信じないまでも、疑ってはいませんでした。
なぜならわが家はお金に困ったことがないのです。
と言っても、お金持ちという意味ではありません。
お金がある時にはそれなりに、お金がない時にはとても質素に、つまり収支バランスある生活をしてきているからです。
そして、なにかお金が必要な時には、不思議とどこかからお金がやってくるのです。
もちろん、それに応じた仕事が来るという意味ですが。
信ずる者は救われると言いますが、ほんとうにそうです。
だからと言って、貯金が全くないのは少しだけ心配です。
さらなる老後を持つことに決めたので、そのために、少し貯金をし、医療保険にも入ることにしました。
まあ最近はあまり仕事をしていないので、さほどお金はかかりませんが、不本意にならない程度に、逆にお金をもらう仕事もしようと思います。
仕事とはお金をもらえることではなくお金がかかること、と、仕事の捉え方を反転させてから、もう30年近く経ちますが、それがようやく身についてきたのに、皮肉な話です。
まあうまくいくかどうかはわかりませんが。
もっとも当分は、あんまりお金は必要ではありませんので、ゆっくりと取り組めばいいでしょう。
固定資産税も払えそうですし。
まずは医療保険に入らないといけませんが。
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