■節子への挽歌3577:苦歴こそ宝
節子
なかなか元気になれません。
もう大丈夫と思うと、翌日がくっときます。
心配してくれる人もいるのですが、自分の心身をバランスしていくのは難しいものです。
しかし、そのおかげで、私は世界を広げられている、生きる意味を高められていると、思い出しています。
ノートルダム清心女子大学学長だった渡辺和子さんは,遺作になった「どんな時dも人は笑顔になれる」という本の中で、こう書いています。
学歴や職歴よりもたいせつなのは、「苦歴」。 これまで乗り越えてきた数々の苦しみ。 気がつけば、それらは経験という宝になっている。
私もそう思います。
いまの履歴書の構成要素は間違っている。
その本に、渡辺さんは相田みつをさんの「つまづいたおかげで」という詩を紹介しています。
その詩の書きだしはこうなっています。
つまづいたり ころんだり したおかげで 物事を深く考えるようになりました あやまちや失敗をくり返したおかげで 少しずつだが 人のやることを 暖かい眼で見られるようになりました 何回も追いつめられたおかげで 人間としての 自分の弱さと だらしなさを いやというほど知りました だまされたり 裏切られたり したおかげで 馬鹿正直で 親切な人間の暖かさも知りました
まさに私のこの10年の人生そのものです。
朝から微熱が続いています。
微熱なのに、やけに身体が火照るような感じです。
昨日実はちょっとリビングでうたた寝してしまったのです。
風邪は絶対にひかないとNさんに約束したのに、困ったものです。
今日中に治さないといけません。
| 固定リンク
「妻への挽歌18」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌4500:東尋坊からのお餅(2019.12.28)
- ■節子への挽歌4499:歯医者さんと節子(2019.12.27)
- ■節子への挽歌4498:年末のお接待(2019.12.26)
- ■節子への挽歌4496:年末の相談つづき(2019.12.24)
コメント