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2017/06/03

■書籍を買わずに図書館から借りていたことへの反省

私はこの十年余り、月15万円の年金以外収入はあまりありません。
時々、仕事などの関係でお金をもらうことがありますが、それは活動費に充てますので、生活費にはなかなかまわりません。
と言っても自宅のため家賃は不要ですし、私はほとんどお金を使わないので、生活費に困ることはありません。
しかし、節約できるところは節約することとしたため、書籍の購入をほとんどしなくなっています。
昨年1年間で、驚いたことに書籍代は5万円ほどでしかありませんでした。
以前の十分の一以下です。

会社時代や私が対価をもらう仕事をしていた頃には、私が使うお金は喫茶店でのコーヒー代と書籍代くらいでした。
お酒も飲まないし、とりわけお金のかかる趣味もない、無粋の生活をしていたからです。
ところで、なぜ書籍代が不要になったかと言えば、近くの図書館を利用するようになったからです。
先月もたぶん10冊以上の本を借りていますが、かなり高価な本が多いので、自分で購入したら、3万円以上になったでしょう。
図書館で借りると期間内にきちんと読まないといけないので集中的に読破できますし、何よりもいいのは、読後の書籍管理が不要になります。
それにシェアリングの価値を高く感じているものとしては、よい仕組みだと思っていました。

しかし、今朝の朝日新聞で、角川春樹さんとから佐伯泰英さんへの書簡を読んで、間違いに気が付きました。
その一部を引用させてもらいます。

昨年の11月に、2600館の図書館に複本(2冊以上)の購入を控えて欲しいという嘆願書を日本書籍出版協会の文芸書小委員会から送付しました。佐伯さん、私はアマゾン等のネット書店よりもリアルな書店を大切に思っています。町から本屋がなくなれば町ではないからです。 人間は2度死ぬけれど、本屋さんが1度潰れたら、2度目はありません。リアルな書店がなくなれば、出版社も本の取次店も小説家も、この日本からなくなります。現在(いま)のままでは10年以内に現実になります。

たしかに最近の図書館はベストセラーを数冊購入しています。
私もそれには大きな疑問を持っていましたが、そのほうが私には好都合なので、見過ごしていました。
しかし角川さんが危惧されているように、みんなが図書館で本を読みだしたら、書籍はますます売れなくなってしまうでしょう。
そのことを忘れていました。

以前、平和のためにできることの一つとして、『地球的平和の公共哲学』を購入することで意思表示ができますという呼びかけをしたことがあります。
私のホームページにまだ残っていますが、2003年のことです。
http://cws.c.ooco.jp/heiwa-net.htm
少なくとも4人の方が賛同して下さって購入してくれました。
著者のお一人の小林さんも喜んでくれました。
そういう呼びかけをしていたにもかかわらず、最近、お金がないことを理由に、書籍を購入せずに図書館に頼っていたことを、いささか反省しました。
私も以前は、多くの人に読んでほしい本をまとめて購入して配布していた時期もあります。
今もその残りの本が残っています。
青学の名誉教授の本間さんは、書籍を出した人を支援するためにも、積極的に購入しようという姿勢を強くお持ちで、それを実践されています。

とりあえず、やはり本の文化を終わらせないために、これからはこれはと思う本は購入しようと思います。
価値のある本を購入することは、それなりの意思表示にもなるでしょう。
自分のことだけを考えていると、見えなくなってしまうことがあるものです。
気をつけなければいけません。

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