■節子への挽歌3560:久しぶりのお墓
節子
夕方、お墓に行きました。
実は最近、なかなか時間がとれずに、行けていなかったのです。
案の定、お墓に野草が生えていました。
墓へのお見舞いをさぼっていたことがよくわかります。
節子の墓の近くにある、東さんのお墓に花が入っていませんでした。
東さんは、節子が通っていた書の先生で、伴侶に先立たれているのですが、そのお墓がたまたま節子の墓のすぐ近くなのです。
東さんは、毎月2回お墓参りに行きます。
そしてそのたびに、節子にもあいさつしていってくれているのです。
その東さんのお墓が、最近、お参りに来ている雰囲気がありませんでした。
不思議なもので、お墓はそういうことがなんとなくわかるものなのです。
東さんもご高齢ですので、ちょっと気になりますが、私との交流はありませんので、確かめようがありません。
そういえば、わが家の墓の隣は、かなりご高齢の女性が、以前はよく来ていました。
この数年、姿をお見かけしません。
このお墓は少し変わっていて、墓石がなく、一本の柱が立っているだけです。
ですから墓碑銘もなく、その方の安否は確認しようもありません。
時間が過ぎていることを、そういうことからも感じられます。
私はこの墓に入る予定ですが、そう思うと奇妙な気分がします。
墓の中からは、墓前で線香をかげているものはどう見えているのでしょうか。
般若心経を唱えて、帰宅したら、孫が来ていました。
仏壇の節子に、墓参りに行ってきたことを伝えました。
なにやら複雑ですが、まあ深く考えるのはやめましょう。
明日は久しぶりにゆっくりできます。
体調を整えないといけません。
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