■節子への挽歌3567:朝の奈良公園を散歩しました
節子
朝食前にならまちと奈良公園を散歩して来ました。住民の方や観光客の方にも数名すれ違いましたが、こちらから挨拶すると必ず返事が戻って来ます。
これが観光地の良さかもしれません。
観光地であれば、声をかけやすいのです。
そして、だれもみんなほんとは挨拶をしたいのです。
でも、観光地ではないところでは、最近はなかなか声をかけられません。
何かきっかけがあればいいのですが、声をかけても無視されることが少なくありません。
私はATMを出て、誰かが順番を待っていたら、必ず「お先でした」とか「お待たせしました」と声かけをしますが、滅多に返事は帰って来ません。
でも、観光地では安心して声をかけられます。
それだけでも気持ちが良くなる。
だから散歩嫌いな私も、観光地では必ず朝の散歩をするのです。
ところで、昨日、東京駅に向かう電車で、飛鳥山田寺の仏に会ったことを書きました。
失礼になるので確認はしませんでしたが、彼女は間違いなく東京に遊びに来た山田寺の仏です。
それで新幹線の中では、時間の合間に会いに行ってみようとも思ったのですが、東京であったので不在かなと思い、昨日は新薬師寺の十二神将に会いに行ってしまいました。
そして今朝、奈良公園に向かう途中、興福寺を通ったのですが、そこになんとその仏頭の写真がありました。
いま仏頭は600年ぶりに脇侍の月光、日光に会って、興福寺で特別展示されているのだそうです。
それを知っていたら、昨日は彼に会いに行ったのにとても残念です。
今日はもう行く時間がありません。
もしかしたら昨日東京で会った薬師は、それを私に教えようとしていたのかもしれません。
新幹線の中ではそう思っていたのに、昨日はなぜか心変わりしてしまったのです。
それで昨日の新薬師寺の薬師は、気分を害していたのかもしれません。
いつものように、私に声をかけてくれなかったような気がします。
奈良公園の鹿にも会って来ました。
5分ほど鹿たちと一緒にいました。
節子と50年前に歩いた時に会った鹿たちと同じに、平和そうでした。
今日はこれから西ノ京の薬師寺に行きます。団体行動はとても不得手ですが、午前中は付き合う予定です。
これからセッションが一つあるのですが、まあ私の出番はないでしょう。
ついつい話しすぎるので、出番を作ってもらえないのかもしれません。
困ったものです。
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