■節子への3582:若い女性が遠方から相談に来ました
節子
微熱があったためか、この数日、不思議な夢をたくさん見ました。
そのひとつは、ついにあるいみでの「悟り」を感じた夢でした。
さすがに公言する勇気はありませんが、私の意識が大きく変わったような気がしました。
しかし、やはり夢は夢で、その後時間がたつに取れて確信が少し薄れだしてはいます。
それ以外にも、さまざまな夢をみました。
滅多に夢にはでてこない節子も、この数日は毎夜のように出てきました。
時に風邪で熱を出すのもいいことです。
ちなみに風邪はほぼ収まり、今朝、血圧を測ったら、まあ許容範囲に入っていました。
体調は万全というわけではありませんが、まあ大丈夫でしょう。
北陸から若い女性が相談にやってきました。
毎日、自分の生きる意味を考え続けていて、しかもまわりの人たちがみんな結婚していく中で、自分も結婚のプレッシャーが大きくて、何が何だか分からなくなって、やってきたのです。
数年前に東京にいた時にやってきたのが最初ですが、その時に比べるとだいぶ落ち着いてきていました。
最近はもう「死ぬこと」を考えなくなったそうです。
それだけで私ももう十分ですが、彼女のいまの悩みは、自分の夢が形にならないということです。
果たして今のまま働いていていいのだろうか?というわけです。
彼女はまだ30歳。でも北陸では、もう自由に生きていていい歳ではないのです。
いろいろと話していて、北陸の地方社会と首都圏の都市社会との大きな違いを教えてもらいました。
右手に指輪をはめてないと社会からあぶれてしまうというプレッシャーがあるのだそうです。
まだまだ日本は画一化されておらず、多様性を維持しています。
しかし、彼女が言うには、そのいずれもが生きにくい。
たしかにそうかもしれません。
彼女は実は昨年の一度相談に来ています。
なぜやってくるのかを、めずらしく彼女から話してくれました。
佐藤さんはどうしてそんなに自然体で生きられるのか。
私もそういう生き方がしたい。
意外な言葉でした。
だから私のところに相談に来る?
2時間ほど話しあって、私も昨日は彼女の相談に乗るために湯島に行っていたので、一緒に事務所を出ました。
駅まで一緒に歩いていて、彼女が私の歳を訊いてきました。
76歳と答えると、腰が曲がっていないことに感心されました。
それはただ単に農作業をしていないだけの話でしょうが、ここにもたくさんの示唆があるような気がしました。
少しは役に立ったでしょうか。
私はそれなりに疲れましたが。
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