■節子への挽歌3588:「そろそろ終活」
節子
琉球朝顔が咲きだしています。
節子の献花台も朝顔で囲まれだしています。
新潟の金田さんから電話がありました。
新潟水辺の会を退会することに関して、私の意見を訊いてきたのです。
金田さんの尽力もあって、いまでは信濃川にもサケが上がりだしています。
その金田さんも、もう80代の後半になりました。
そろそろ「終活」ですと、ちょっと元気のない声でした。
高熱でこの数日休んでいたそうです。
新潟水辺の会の退会も、たぶんその間、いろいろと悩んだのかもしれません。
なかなか相談する人がいなくて、と笑いながら話してくれました。
がんばって活動していた人は、最後に相談する人がいなくなってしまうのかもしれない、とふと思いました。
特に金田さんのように、義理堅い人は大変かもしれません。
もう十分活動してきたのですから、もうわがままにしていいのではないですかと応えました。
ふと私のことを振り返りました。
私は、だれが止めてくれるのでしょうか。
自重しなければいけません。
実は昨日、日本中を笑顔で埋めようというプロジェクトを立ち上げようかという話し合いをしていました。
その前の日も、新しいプロジェクトを起こそうと友人と話していました。
昨日まではついついその気になっていたのですが、金田さんと電話で話していて、少し考え直した方がいいかなと思い出しました。
日本の社会は、もう壊れてしまってきています。
もう後戻りはしないでしょう。
久しぶりに、渡辺京二の「逝きし世の面影」を読み直しています。
私が望む社会は、もう終わったのでしょう。
私には居場所のない時代になっていることを薄々感じながらも、未練がましく、江戸時代的な生き方を目指しています。
そろそろあきらめて、私も終息すべきかもしれません。
今日はちょっと悩ましい1日でした。
異常な暑さのせいもあったかもしれません。
琉球朝顔を元気です。
朝顔の花は、子ども時代を思い出させてくれます。
しかし、今年は庭を占領されないように、気を付けています。
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